勝手に相場観

2017.05.27  米経済はいつ景気後退期入りするのか?

日経平均株価20,000円が近くて遠い…

トランプ米大統領のロシア問題によって18日には一時19,500円を割り込んだ日経平均株価は、その後切り返しを見せ25日木曜日には19,800円を回復。しかし金曜日は126円安と上昇しきれない展開が続いています。

これは盛り上がらない米ドル円相場が大きな要因ですが、その背景には米の政治リスクや地政学的リスク、そして米の金利先高観が後退したといったものが挙げられます。

24日(日本時間25日未明)に発表された5月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によって6月利上げの確率は高まったものの、その後は慎重な姿勢が示されたことで米長期金利は下落傾向になり、米ドル円相場も渋い動きに。

また、現在イタリアで行われている先進7カ国首脳会議(G7サミット)を見極めたいとする動きもあってか、今週の日本株の出来高や売買代金は低迷、完全に様子見ムードが漂っています。

週明けの市場の動きはG7の結果を受けたものになると思われますが、6月2日には6月FOMCや今後の利上げペースに影響を与えるであろう米雇用統計が発表されますので、これを睨んで市場がどう動くのか注視したいところ。

それにしても、北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議ではトランプ米大統領がモンテネグロの首相を押しのけて前に出た映像が物議をかもしており、良くも悪くもこのジジイの言動は話題に事欠かないな。

この行動の是非はさておき、日本の首脳陣にもこの半分でもいいから、強引さとふてぶてしさがあれば…とは感じる。

日本の首脳陣は優等生過ぎる。特に南北朝鮮や中国への対応は見ているほうとしてもいらだちを隠せず、こいつらみたいなクズには「強く非難」とか「強い遺憾の意」とかじゃなく、もっと強硬な姿勢を取れよと言いたい。

5月5週〜6月1週は雇用統計をにらみ小動きか

これまで好調な米景気やトランプ米大統領への期待を背景にダウ工業株30種平均(NYダウ)やドルは上昇してきましたが、当のトランプ氏は色々と疑惑が持ち上がっており、頼みの景気も今月は指標に強弱入り乱れるなど微妙な展開。

6月FOMCでの利上げはほぼ確実視されるものの、その後のペースは緩むという見方が広がっており、米株にとってはプラスかもしれないが、ドルや日本株にとってはマイナス材料が散見されます。

来週2日には5月の米雇用統計が発表となり、この結果いかんにより6月FOMCや今後の利上げにも影響してくるので、来週の市場にはこれまで以上に様子見ムードが漂うかもしれません。

米の景気拡大期も長く続き、いつリセッション(景気後退)に入ってもおかしくない状況と見られています。

失業率も連邦制度準備理事会(FRB)が完全雇用とする水準4.8%を下回る4.4%まで低下しており、いつ天井ををつけても不思議ではない状況になっています。

景気拡大のサイクルや完全雇用は、あくまでも過去のデータに照らし合わせたものや机上の空論に過ぎないので、米がいつリセッション入りするかは誰にも分からないのですが、世界的に景気が低迷している中で“一強”ともいえる米が倒れたらその影響は計り知れない。

ちなみに米の景気拡大期の最長記録は1991年3月〜2001年3月までの120ヶ月で、次いで1961年2月〜1969年12月までの106ヶ月が続きます。

今の景気拡大は2009年6月から始まり2017年5月で95ヶ月となりますので、史上3番目の長さということに。

直近3回の景気拡大期は古い順から92ヶ月、120ヶ月、73ヶ月となっており、これを平均するとちょうど95ヶ月ということで、「いい加減そろそろリセッション入りするんじゃ…」という懸念が一部で持ち上がっているとかいないとか。

今の米の堅調さを見るに、景気後退が早期に訪れるとは考えにくいものの、人間の心理が大きく影響している景気は何かのきっかけで一気に崩れることもあるので一応留意しておいて下さい。

それにしても、日本人である私がなんで米の景気を心配しなくちゃならないんだ?

一応日本も大企業を中心に景気は良いっぽい風潮になっているが、私ぐらいの底辺、末端になると実感はゼロに等しい。

景気の良し悪しに関わらず老後の年金など社会保障に信頼を置けるなら、みんな必死こいて貯金とかせず消費に回せると思うんだが、将来への不安がてんこ盛りの日本で積極的に消費しようとは思わないよね。

甘い見通しでねずみ講さながらの年金や社会保障を抜本的に改革できない無能な政治家もアレだが、それらを選んでいるのは日本国民。日本は色々と良い国ですが、同時に年寄りのくだらないしがらみや既得権益に囚われ身動きの取れない終わった国という印象が拭えないのは私が非国民だからなのか?



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