勝手に相場観

2017.06.10  6月FOMC利上げ後も急激な円安は望めない

8日に行われたコミー前FBI長官の議会証言では爆弾発言が飛び出すわけでもなく、証言にこれといったサプライズはなかったため、トランプ政権への安心感が広がったのか、金曜日はドルが買われる傾向に。

もう一つ注目されていた英選挙では与党保守党が議席を減らし過半数を割り込む一方で野党労働党が議席を伸ばすなど、ややリスクを懸念してしまう結果になったものの、市場はほぼ無反応。

それどころか米のダウ工業株30種平均(NYダウ)は相次ぐイベントを通過した安心感により89ドル高の21,271ドルと史上最高値を更新、再びリスクオンの流れになってきています。

ただ、米ドル円相場は9日の欧米市場で一時110円台後半まで円安進行した後はじわりと円が買われる展開に。今週の終値は110.35円。

やや解せないのはシカゴの日経平均先物で、米時間にやや円高に振れたとはいえ東京市場の取引時間中と同じ水準で取引を終えたドル円相場や、史上最高値のNYダウを受けてなお金曜日の日経平均株価の終値より88円安い19,925円で取引を終えている事。

来週13、14日の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれ、そこでの利上げはほぼ確実視されているものの、焦点はすでにその後の利上げペースに移っており、閉会後のイエレンFRB議長の会見に対する警戒感が日経平均先物の下落をもたらしているのかもしれない。

また、2日ほど前から日銀による異次元緩和の出口戦略について報道されることがあり、一部報道では出口に対する議論を「時期尚早」から「説明重視」に姿勢を変えつつあるという話も飛び出し、来週15、16日に行われる金融政策決定会合にも微妙な警戒感が生まれているのかも。

まあ日銀は大したことできないと思うし、注目はやはりイエレン議長の会見か。

これらを無事通過すれば今度こそ円安株高の流れになりそうな気もしますが、FOMCでの利上げ後には円高に振れるという見方も根強く存在しますので、楽観は禁物か。

  6月3週(12〜16日)は相場の急変に注意

コミー元長官の議会証言や英総選挙などのイベントを通過し市場にはやや安心感が広がっているものの、来週は米ドル円相場に直結するFOMCや日銀の金融政策決定会合が開かれるため、この動き次第では良くも悪くも相場が急変する可能性が。

米景気は相変わらず好調を維持していますが、労働市場は完全雇用とする当初の水準の失業率4.8%を大きく下回る4.3%まで下落しており、最近の非農業部門雇用者数の伸びもやや鈍化傾向であることから、米景気もそろそろ天井が近づいている感もある。

FRBが今回のFOMCでどういった判断を下すのかは不透明で、今後の見通しを慎重なものにする可能性も否定できません。

まあ、何だかんだでイケイケな気もするが…

来週は日米の金融政策を巡り神経質な相場になることが予想されます。それを通過すれば安心感から米では株買いに動きそうである一方、ドル円相場に関しては不透明と言わざるを得ません。

今回のFOMCで利上げしてなお今年2回の利上げを示唆すれば間違いなく円安ドル高に傾くでしょうが、現状でその可能性は低そう。となれば急激な円安はあまり望めないのではないかと見ています。

あくまでも参考程度に。


木曜日の記事で「明日にも終値ベースでドル円110円、日経平均株価20,000円を回復してくるかもしれない」と書いて、その予言(大げさ)の通り金曜日にはこれらを突破してくるなど、最近ほんのり予想が当たることが多いため「とうとう私の時代が来たのか?」と感じている今日この頃。

まあ冷静に考えればそんな時代は今までもこれからも一生涯来ないだろうが。

しかもこうやって調子の良い時に限って私自身は何にも買ってないわけで、「風が吹いている!」と自分の予想を信じ購入しだすと切ない感じになるのは目に見えているんだよね。

無欲の勝利か…

専門家だろうが幼稚園児だろうが上がるか下がるかを予想すれば50%は当たるわけで、たまたま調子の良い時もあるし悪い時もある。専門家の予想を載せているサイトもあるが、概ね的中率は50%前後と、「お前らのどこが専門家?」という惨状は私のようなヘボ投資家兼サイト運営者にとっては心強い。

相場予想って結局占いと同じレベルだよね…

当たるもアレ、当たらぬもアレ。私の投資成績もアレアレ。


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