勝手に相場観

2017.06.15  予想通りのFOMC利上げも反応は限定的

世界中が行方を見守った注目の6月連邦公開市場委員会(FOMC)では、確実視されていた利上げが行われました。

その後の利上げペースは今年あと1回程度が示されるなど、こちらも概ね市場予想どおり。米経済の見通しに関しても上方修正するなど比較的タカ派的な結果になった印象を受けます。

しかし、直前に発表された米の消費者物価指数は市場予想である前年同月比+1.9%に対し+1.7%、小売売上高は市場予想+0.1%に対し結果は-0.3%になるなど総じて弱い結果に。

14日夜まで110円台前半で推移していた米ドル円相場は、消費者物価指数と小売売上高の結果を受けて急激にドルが売られ、一時109円を割り込み108円台に突入。

その後FOMCの結果発表後は円安に振れ、今日の日中は109円台半ばで推移。ただ夜に入ると急に円が売られだして今現在110円台半ばまで円安進行しています。

FOMCではやや強気な姿勢が示されたものの、今日の日本株は68円安で始まってからすぐにプラス園に突入、一時前日比80円高にまで上昇したのち急落して128円安にまで下落するなど神経質な面も。

結局終値は前日比51円安の19,831円と4日続落。

今現在は米ドル円相場が110円台半ばまで円安進行しているにもかかわらず日経平均先物はやや軟調な動きになるなど、FOMCで利上げ+年内あと1回の利上げというまずまずの結果になり、かつ大イベント通過という安心感の割に盛り上がりに欠ける。

なんだかんだで現在のドル円相場の水準は昨日の米小売売上高や消費者物価指数発表前の水準を上回っていますし、明日の日本株は堅調に推移しそうなものですが…

  ドル円相場の見極めが難しい

6月FOMCで予想どおり利上げが実施され、今年あと1回の利上げを示唆するなど概ね予想を裏切らない結果に、今現在米ドル円相場はやや円安という形で反応しています。

しかし米長期金利に関しては相変わらず下落傾向に歯止めがかかっていませんし、原油価格も下落するなどマイナス材料も散見されます。

そんな中でダウ工業株30種平均(NYダウ)だけがほぼ一貫して上昇し年初来高値を更新しまくっていますが、この勢いはどこまで続くんだろう?

昨日の小売売上高などにも代表されるように最近の米指標は弱いものが多くなってきている印象があり、景気拡大期も直近3回の平均期間を上回ってきているなど、リセッション(景気後退)への警戒感もじわりと広がってきています。

そんな中、日経平均株価や米ドル円相場のテクニカル的には前回書いたメドを良くも悪くも抜いてきている。

日経平均株価に関しては支持線になると思われていた25日移動平均線を、今日の下落により下抜いて取引を終えている一方で、ドル円相場は逆に上値抵抗線になりそうな200日移動平均線を上抜いて推移。

これを書いている今現在もやや円安が進んでおり110円台後半に差し掛かってきているので、このまま111円を回復するようなら日経平均株価の20,000円回復も見えてくるか。

ただ、最近何度か書いているようにドル円相場の行方は楽観視できず、PER的に割安感がある日本株とはいえ積極的に買っていこうという気にはならないんですよね。

売り込むような状況ではないものの、だからといって積極的に買っていくには不安がある…そんな微妙な展開が続いています。

よ、様子見で。(平常運転)


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