勝手に相場観

2017.06.22  材料難の中、原油安と円高が足を引っ張る

先週、連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合、英総選挙など重要なイベントを通過し安心感が広がったことで、日経平均株価は月曜火曜共に100円を超える上昇となりました。

米ドル円相場も112円を試す展開となり、目先重要なイベントもない事からしばらくは円安株高の流れが続くのかと思われましたが、一転して昨日今日は渋い展開に。

そこに影響しているのはやはり米様。こ、米様。

月曜日にお決まりの史上最高値を更新し21,500ドルを突破したダウ工業株30種平均(NYダウ)でしたが、火曜水曜は小幅に下落しており、日経平均株価も呼応するかのように下落している。

ドルも下落傾向…かと思いきや、昨日の日中こそ円高傾向で111円前半まで円高になるも、夜は一転円安で一時111円台後半に。みんなが「わ〜い」って喜んだのも束の間、その後再び円高になって今日は一時110円台に突入するなど方向感が定まりません。

米株、ドル共に売られれば日本株が下がるのは必定で、今日の日経平均株価は前日比28円安の20,110円と続落しました。

昨日米で発表された中古住宅販売件数は市場予想を上回り、予想を大きく下回った16日の住宅着工件数に対する不安を緩和するものでしたが、最近の原油価格下落に歯止めがかからず、それが米市場に影を落としています。

ただ、原油が豪快な下落っぷりを披露しているわりに米株は下げ渋っていますし、円高に対しても日本株はかなり底堅い。押し目買いの意欲は相当に高いと思われ、この市場心理が続くようであれば相場は当面安泰でしょう。

私も「相場底堅いね〜、上昇したね〜」って書くだけの簡単なお仕事に。

あてになりそうでならないテクニカル

前回火曜日の記事を読んでいる人なら分かると思いますし、読んでいない人なら分からないと思いますが(当たり前)、日経平均株価は結局窓を埋める方向に動く結果に。

2017年6月22日 日経平均株価

やっぱ窓はたまにしか裏切らねぇな、フフ…

とはいえ、火曜日の大幅上昇で空けた窓の下限は20,087円なのに対し、今日の安値は20,107円とまだ微妙に埋まりきっていません。このくらいであれば誤差の範囲として反発してもおかしくはないが。

仮にここからさらに下落するような場面があったとしても今の底堅さであれば、ここのところ支持線として機能している緑線25日移動平均線が走る19,850円あたりまででしょうか。

一方、米ドル円は微妙な位置取り。

2017年6月22日 米ドル円

火曜水曜は青線75日移動平均線を上回る場面も多く本格的な円安も期待されましたが、今日に入ってトーンダウン。赤線200日移動平均線と75日線の狭い範囲に収まってほっこり。形としては75日線に押し返された格好に。

狭い所が大好きなんだ。(竹野内豊風)

今は25日線75日線200日線がすべて接近している状況で、ここからの動きに目が離せません。

ちなみに、去年のトランプ相場による円安が本格的に始まったのはローソク足が200日線を上抜いてからで、円安がピークを迎え円高トレンドに入った時期は75日線が200日線を上抜くゴールデンクロスになった時期と重なる。

長期的なゴールデンクロス、あてにならないな…長期線の場合相場の状況が向きや動きに反映されるまでにそれなりのタイムラグが発生するため、どうしてもこういったことが起きがちですよね。

そして今、75日線が200日線を下抜くデッドクロスが近づきつつある…深読みするとこれはもしや円安への布石か?



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