勝手に相場観

2017.06.24  動意に乏しい米ドル円 今後の展開は?

相場はここにきて何やら動意に乏しい展開になっており、日米の株価も米ドル円も膠着状態といった感じになっています。

これといった材料がない中、これといった材料もなく、またこれといった材料がなかった上に、これといった材料がないため、こういった値動きになっていると分析。

いや、ホント何もないのよ。

細かいことを言えば色々とあるのでしょうが、相場を動かすようなものとなると良くも悪くも材料に乏しく、売り買いが錯綜する展開。

金曜日の日経平均株価なんて寄り天(始値がその日の高値)のあとは前日終値付近での推移に終始し、終値は22円高の20,132円と反発こそしたものの、日中の値動きは63円で出来高、売買代金も低調とやる気なし。

一方、ダウ工業株30種平均(NYダウ)は小幅に4日続落、米ドル円は111円台前半に張り付き、方向感を掴めない

この膠着した状況を打破してくれそうな材料として考えられるのが、27日に米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長がロンドンで行う講演。ここで今後の金融政策へのスタンスが示されれば市場も動意づくか。

それとは関係ないが、ほんのり気になるのが投資家動向。

4月1週から5月5週まで9週連続で買い越していた外国人投資家が6月に入ってからは2週連続で売り越していて、しかも最新の6月2週に至っては個人投資家が3月5週以来の買い越し額500億円超。

個人が鼻息荒くして買いだすとろくなことないからな…外国人が売って個人が買うというのは下落相場の典型。この流れが続くようだとトレンドが下向く恐れもありますので、投資家動向には注意したいところ。

底堅いが上値も追わない展開続く

ずばり、来週は上昇する可能性がある一方で下落する展開も想定しておく必要があり、また神経質で方向感のない動きになるかもしれません。ずばり。

…日経平均株価は仮に下落するとしても、ここのところ支持線として機能している25日移動平均線がある19,900円付近では底堅いと思われます。

一方で上昇するなら20日の高値19,318円がメドになりますが、今の状況ではこれを突破するほどのパワーがあるかどうか…

それらを勘案し来週の日経平均株価の予想レンジは19,900〜20,300円を想定し、どちらかを突破するなら新たなトレンドに発展していく可能性を秘めていますので、追従していく方向で良いと思います。

そして、相変わらず微妙なのが米ドル円。

2017年6月23日 米ドル円

普段の6ヶ月チャートよりやや拡大した3ヶ月チャートで見てみると、ここ4日ほど青線75日移動平均線の上を転がるように推移していることが見て取れます。そろばんの上の珠ですか?

これを見ると75日移動平均線が支持線として機能しているようにも見えるものの、緑線25日移動平均線赤線200日移動平均線をすでに下抜いていますし、75日線が200日線下抜くのも時間の問題。

昨年11月のトランプ相場によって200日線のはるか上にあった25日、75日線が200日線の下に潜る…これがどういう意味を持つのか。

トランプ相場前に10ヶ月ほど続いていた円高相場がまさにこの形だったので、ここから再び円高トレンドが始まるのではないか…という一抹の不安も。

日米の金利差が広がる中極端な円高になることは考えにくいものの、リーマンショック前の日米5%の金利差を体験している身としては、今の金利差はしょせん1%程度。米の金利先高観が薄れればあっさり円高に振れる可能性もゼロではありません。

まあ、私が書くとどうしてもネガティブな方向に行ってしまうので参考程度に。

リーマンショックが起きた2008年とは状況が大きく変わっているので、それと比較するのはナンセンスなのも確か。しかし日本株に大きな影響を与える米ドル円の方向感が定まっていないのもまた現実なので、万全を期すなら上下どちらかの方向が示されるまで様子を見るという選択肢もありなのではないでしょうか。

そんな悠長なことを言っていると乗り遅れるんだけどね。

売り買いの目安としては75日移動平均線から上放たれ112円を超えてくるようならドル買い、111円を割り込み25日線や200日線を割り込むようなら素直にドルを売った方が良いかと。

111円弱の200日線から5月24日のドル高値112.12円の間を推移しているうちは様子見が無難か。安全策を取るならですが。



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