勝手に相場観

2017.06.27  イエレン議長はじめ米金融当局者の発言注視

今日の日経平均株価の終値は前日比71円高の20,225円と続伸。

先週後半は動意に乏しい展開になっていた相場も、今週に入って原油価格が持ち直す傾向にあり、また米ドル円相場も円安に傾いたため、今日の日経平均株価は終値ベースでの年初来高値(20,230円)を試す展開となりました。

結局終値ベースでの年初来高値には一歩及ばなかったものの、改めて相場の底堅さを確認できたのは幸いといったところ。

中でも注目したいのは米ドル円相場で、今日の午前中には一時112円を回復するなど、昨日からドル買い意欲が高まっている印象を受けます。

しかし、一時112円を突破した後はじわじわと円高に振れており、東京市場が閉まった直後である今現在は111.7円までドルが売られています。

この原因として考えられるのは本日(日本時間28日2:00)からロンドンで行われる米連邦準備制度理事会(FRB)イエレン議長による講演を見極めたいとする動きか。

最近は日米の株価やドル円相場の堅調さとは裏腹に米指標はやや弱い数字を示すことが多いこともあって、市場では今後の利上げペースを量りかねている感があります。

今日のイエレン議長の講演である程度方向性が示されるのではないかという期待と警戒感が入り交じり、今日の朝方までは神経質な展開になるかもしれません。

また、同日にフィラデルフィア連銀総裁やカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁も講演するとあって、ここからどういった発言が飛び出すのかによって明日以降の展開は大きく変わりそう。

ただ、最近は米指標が弱い中でも株高ドル高に動いていますから、よっぽどハト派的な発言が飛び出さない限り今日の米金融当局者の発言が出そろった後は再び円安に振れそうな気もする。

米ドル円上値メド突破なるか

今日は日付が変わる頃から円安が進み、日中には一時112円を突破した米ドル円。

FX(外国為替証拠金取引)をやっている人も多いでしょうし、為替相場は株価にも大きな影響を与えるため、米株価や原油相場以上にドル円の行方は気になるところ。

2017年6月27日 米ドル円

先週懸念していた青線75日移動平均線を明確に抜けるかどうかという点においては、見ての通りしっかりと上抜いてきています。

ただ、今日のドル高値は112.08円と、上値のひとつのメドと思われていた5月24日の112.12円を抜くには至っていません。これは米金融当局者の講演次第といったところでしょう。

75日線が赤線200日移動平均線を下抜く長期的なデッドクロスが迫っており、すでに緑線25日移動平均線も同線を下抜いていることから、移動平均線の形としては決して良くない。

3つの線が接近しているため判断に迷うところではあるが…

2017年6月27日 日経平均株価

一方、日経平均株価の方は順調。先週空けた大きな窓をほぼ埋めつつ上昇に転じていて、形としても比較的綺麗なトレンドを描いています。

25日線が切り上がってきているため、短期的には下落しても20,000円程度までと思われ、上は20,500円超も視野に入る。

その方向を決めるのは今日の米金融当局者の発言次第。

米指標が弱い中で株価やドルが上昇しているというのは心強い一方で、“何か”をきっかけにドカンと急落するのではないかという不安も付きまとうのは、私がマイナス思考だからなのか?



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