勝手に相場観

2017.06.01  久しぶりの大幅な円安株高も楽観は禁物か

6月初日となる1日の日経平均株価の終値は前日比209円高の19,860円。

米ドル円相場は若干の円安に振れてはいるものの、110円台半ばから111円を挟む動きになった程度と、それほど急激なものではなかったのですが、なぜか日経平均株価は大幅高になりました。

前日の米ダウ工業株30種平均(NYダウ)は20ドル安と下落、円安も緩やかなものにも関わらず日本株が大幅上昇した理由がなんじゃらほい?(死語)

というわけでちょっと調べて見ると、今日の大幅上昇は国内外の機関投資家による買いが入ったからとのこと。

月初めで資産分配見直しに伴う買いが入ったらしく、理由はともかく久しぶりの大幅上昇にホッとした人も多いのではないでしょうか?

その後も米ドル円相場はじわりじわりと円安に動いており、先ほど発表されたADP民間雇用者数が市場予想の18.5万人増に対し結果が25.3万人増と大幅に上回るとドルも一段高、111円台半ばまで上昇しています。

これによって明日2日の米雇用統計に対する見方は楽観的になりやすく、6月以降の利上げも見込めるようになると一気に円安に傾く可能性も。

少し前まで日経平均株価が20,000円を突破するにはドル円相場115円くらい必要になると思われていましたが、今や112円になれば20,000円を超えそうな勢い。こりゃもしかしたら明日にも行っちゃう感じ?

まあさすがに雇用統計前に動きづらいと思うので、明日の20,000円超えは微妙なものの、雇用統計次第では来週の週明けにもこれを試すことは十分考えられるでしょう。

円安傾向も楽観は禁物か

今日は久しぶりにハッキリとした円安株高に振れましたが、だからといって積極的に上値を追うべきかどうかは微妙な展開。

2017年6月1日 日経平均株価

日経平均株価は緑線25日移動平均線を支持線として反発に転じた格好になり、チャートの形としても中期的な上昇トレンドを維持しており決して悪いものではありませんが、20,000円の壁を前にしてどうなるか?

5月初旬には何度かアタックし19,998円まで上昇するも弾き返されており、その記憶も新しい現在これを突破するだけの力があるのかどうかに注目したいところです。

逆に、20,000円をしっかりと超えてくるなら買っていってもいいかもしれない。

2017年6月1日 米ドル円

米ドル円は微妙ね…

上は25日移動平均線と75日移動平均線、下は200日移動平均線に挟まれていて、これをどちらかに突破してくれないと方向性が掴めない。ただ、どちらかに突破した際は素直に付いていってもいいのかもしれません。

仮にこのまま111円あたりをダラダラ行くような展開になったとしても、75日線と200日線は徐々に接近していますので、遠からずどちらかを抜かざるを得ない状況になるはず。

単純に考えれば6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが確実視される現在、円安ドル高に振れてもおかしくないのですが、その後の利上げペースが緩む可能性が高まっているため積極的にドルを買おうという展開にならない。

今日は米の長期金利が上昇していることもあってドルが買われているものの、これが継続するかどうかは未知数。6月FOMCで利上げされた後は円高になるなんて見方もあるなど、必ずしも楽観できる状況ではありません。

仮に今回の雇用統計で強い数字が出たとしても、想定する完全雇用の水準を超えている現状、どこで天井を打つか分からないという不安もある。

様子を見るか。なんか万年様子を見ている気がするが。



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