勝手に相場観

2017.07.06  日経20,000円割れ 米雇用にやや不安も?

4日朝に発射された北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)によって地政学的リスクが台頭する可能性も取りざたされましたが、蓋を開けてみれば米は北朝鮮を非難する程度で大きな動きにはなりませんでした。

それどころかミサイル発射後はじわじわとドルが買われる展開となり、北朝鮮のICBM発射も、米のしょっぱい対応も想定の範囲内といったところか。

それは昨日の米株価にも現れていて、原油価格が大きく下落したにも関わらずダウ工業株30種平均(NYダウ)は1ドル安とほぼ変わらず。

米ドル円相場も113円台前半くらいで推移していたため、今日の日経平均株価は小安く始まった後前日比3円安の20,078円まで上昇するも、その後はドル円一時112円台に突入するなど円高に振れたため、日本株も売られる展開に。

結局日経平均株価の終値は前日比87円安の19,994円と20,000円を下回りました。

明日は6月の米雇用統計が発表されるとあって動きづらく、今現在は米ドル円相場が113.10円、NYダウは130ドル安などかなり下落して推移しているため、明日の日本株は軟調な展開も考えられそうです。

ここのところのダウやドルの強さを考えれば、今は下落傾向でも引けに向かって持ち直しそうな気もしますが…

25日移動平均線割り込みが意味するもの

ここ最近、日経平均株価は取引時間中に20,000円を割り込むことはあっても、なんだかんだで終値では20,000円を維持してきました。しかしきょうの終値は19,994円と、わずか6円ながら2万円を割ってきました。

大台を割り込んだことが気になるのはもちろんですが、もう一つ気になるのが前回の記事でも書いたように25日移動平均線を下抜いてしまったこと。

2017年7月6日 日経平均株価

上のチャートを見ても分かるように日経平均株価はここ3ヶ月ほど、取引時間中に緑線25日移動平均線を割ることはあっても、終値ではこれを明確に割り込むことはありませんでした。

つまり、明確な支持線として機能していたと。

しかし、今日これを割り込んでしまったことで、今後の展開にやや不安を残す結果に。テクニカルには「だまし」もよくありますので、すぐに戻す可能性も否定できませんが。

形の上ではまだまだ綺麗な上昇トレンドを描いていますし、何より米ドル円相場は依然113円を維持していますから、過度な心配をする必要はないものの、仮に6月15日の安値19,755円を目指す展開になるとちょっと怖い。

ちなにみ、先ほど発表された米雇用統計の前哨戦となるADP民間雇用者数は市場予想の18.5万人増に対し結果は15.8万人増とやや弱い数字になっています。一方で失業保険申請件数は市場予想を上回るなど、明日の雇用統計にやや不安を残す結果に。

まあADP民間雇用者数と雇用統計に相関性ってさほど高くないけどね。

最近は持ち上がらない株価に対して米ドル円相場は堅調に円安になっていて、何だかんだで株価を支えています。

それを物語るようにここ数日は自動車関連株が上昇しています。先ほども書きましたが、ドル円相場が113円を維持しているうちは底堅い展開が続くかと。

米ドル円の行方をうらなう意味で明日の6月米雇用統計は大きな意味を持ちそうなので、ここは慎重に見極めたいところ。


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