勝手に相場観

2017.07.11  米ドル円節目突破で115円目指す展開に

あづい…とろけそうなほど暑い…

私の家では暑さを紛らわせようと扇風機がフル稼働しておりますが、PCで熱せられた空気を循環するだけで気休めにしかなっていない…エアコンは電気代が高いし…

まあそれはそれとして、今日の日経平均株価は日中に為替相場が円安に振れたこともあり、終値は前日比114円高の20,195円と2日続けての大幅上昇となりました。

先週金曜日に発表された米の6月雇用統計では、最も注目される非農業部門雇用者数が市場予想を上回った上に、前月、前々月の分も上方修正されたため利上げへの期待感が台頭、円安に拍車がかかりました。

日経平均株価の終値ベースでの年初来高値は20,230円ですので、早ければ明日にもこれを試す展開になるものと思われます。

米ドル円相場は順調に円安進行する堅調そのものの動き。12日から連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が議会証言を行うため若干の警戒感はあれど、雇用統計の結果から見ても年内あと1回の利上げというスタンスが変わるとは思えず、「ハト派的発言で急激な円高―」という事態に陥る可能性は低いかと。

ただ、14日金曜日には米で消費者物価指数や小売売上高、鉱工業生産など重要指標がまとまって発表されるため、個人的にはイエレン議長の議会証言よりこっちが怖い。

先の雇用統計では非農業部門雇用者数こそ市場予想を上回ったものの、賃金の伸びは予想を下回っており、仮に消費者物価指数や小売売上高も市場予想を下回るようだとインフレ期待が後退し「利上げ怪しくね?」という流れになる可能性も。

まあ最近は指標が弱くてもネガティブな反応は一時的というパターンが多いので、それほど心配はしていませんが…

節目突破の米ドル円 次は115円目指す

前回の記事では米ドル円が5月11日の高値114.365円を上抜くことができるかが焦点と書きましたが、今日の午後にスポーンっとあっさり上抜いてきましたよ。

昨日までは114.2円付近で押さえつけられていたが、抜ける時は一気にいくものだね。

2017年7月11日 米ドル円

この114.365円というのは大きな山場である上に、ダブルボトムのネックラインでもあるので、これを抜けてきた意味は非常に大きい。

まだまだ“だまし”の可能性は排除できないものの、これを明確に抜けてくるならトレンドは明確に変わってくるはず。次なる目標は年初に散々弾き返された115円になってくるでしょう。

ただ、これまでの円安ピッチがやや急であることには一抹の不安も。

4月中旬から5月上旬までの急激な円安に比べると、今回のものは適度に売り物をこなしながら上昇しているのがローソク足からも見て取れます。でもやっぱりやや急激である感は否めない。

米の利上げ期待でどこまで円安になるのかも不透明であることから、このまま順調に円安になったとしても115円あたりで失速する可能性は十分にあるかと。

日経平均株価は年初来高値を試そうかという展開ながら、出来高や売買代金を見ると恐ろしく低調。最新の投資家動向では3週連続で売り越していた外国人投資家が買い越しに転じたものの、その額は100億円強と積極的に買う流れにはなっていないらしい。

個人も1500億円ほど売り越しており、それを国内の金融機関が支えているような構図になっています。これが何を意味するのか…

現状では市場に大きな不安材料はないものの、小さな懸念はそこかしこに転がっているので、それが顕在化しないことを祈るばかり。

…扇風機よ…生温い風を送ってくれるな…


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