勝手に相場観

2017.07.15  イエレン発言に続き指標弱くドル円112円台

12、13日に米で行われた連邦準備制度理事会(FRB)イエレン議長による下院・上院の議会証言では、当初それなりに強気な姿勢を示すと思われていましたが、予想に反してハト派的な発言に終始。利上げのペースが落ちるのではないかとの憶測を呼び、株式市場が好感する一方でドルは売られる展開に。

11日までの米ドル円相場は114円を突破し115円を目指そうかという勢いを感じるほどの力を感じましたが、その後は円高の一途を辿っており、イエレン議長の下院での証言を受け113円台前半〜半ばまでドルが売られました。

それに追い打ちをかけたのが日本時間金曜日夜に発表された重要指標の数々で、利上げに直結する消費者物価指数は市場予想を0.1%下回る結果に。

金利引き上げに代表される金融引き締めは利上げすることによって市場に出回るお金を抑制しインフレ(物価上昇)を抑える意味合いが強く、先進国の場合その目標数値は年2%ほど。

インフレ率が2%を超えるなら様々な状況を踏まえて引き締めを検討するのが一般的になっているものの、この日発表された消費者物価指数は前年比1.6%増(コア1.7%増)と、急いで利上げしなければならない状況にはないことが示唆されました。

また、同日に発表された小売売上高も市場予想を下回り前月比でマイナス、ミシガン大学の消費者信頼感指数も95.0予想に対し93.1と弱い。

奇しくも前日に行われたイエレン議長の弱気な発言にオーバーラップする結果となり利上げ観測が一気に後退、資金流入期待からダウ工業株30種平均(NYダウ)は史上最高値を更新する反面、ドルは売られて112円台半ばで取引を終えています。

これまでは雇用や物価などの数字が高く利上げ観測が強まると、ドル高に加えて米株価も上昇するというセオリーに反する謎の動きをしていましたが、今回は利上げ観測の後退により株が買われてドルが売られるという常識的な動きに。

ただ、株が買われるのは米での話であり、ドルが売られ円高が進めば日本株が売られるのは想像に難くない。

金曜日の日経平均株価は米の株高や113円で底堅そうな米ドル円の動きにより終値は前日比19円高の20,118円と小幅続伸しましたが、その後ドル円が112円台半ばに沈んだことによりシカゴの日経平均先物は下落。

今週の取引終了時点で20,025円と金曜日に日経平均株価の終値より94円安くなっているため、海の日で休日になる17日の海外市場で円安が進まない限り、連休明け18日火曜日の株価は渋くなるだろう。

株は押し目買いのチャンスとなるか?

ここのところ米ドル円が円安に振れる一方で株価はやや調整局面を向かえていた感がありましたが、今週は頼みの綱ともいえるドル円も崩れる展開に。

11日の記事でも触れましたが、先週(〜7月7日)までの円安が比較的急だったこともあり、今回の円高はちょうどいいガス抜きになる可能性があるものの、これまでドルが買われていた背景には米の金利先高観の存在が大きかったため、それが後退した今どう動くのか…

米株価が堅調なのはプラス材料ながら、日本株にとっては米の株価より為替相場の方が遥かにインパクトが大きく、このまま米の利上げ期待が萎んでいくようだと、これまでのドル上昇分を帳消しにしてしまう可能性も。

2017年7月14日 米ドル円

そのカギを握りそうなのが現在値の下に走りまくっている移動平均線か。

金曜日は緑線25日移動平均線を支持線として持ち直していて、現状右肩上がりの25日線が今後も支持線として機能するなら、堅調な円安が約束されているようなものなので懸念はない。

んが、それを割り込み赤線200日移動平均線青線75日移動平均線にアタックしてくるようだと状況は異なります。今は移動平均線が込みあっている状況にあるため、あと1円円高になれば一番下の75日線を試す展開に。

現状、イエレン議長がちょろっとハト派発言して、微妙に米指標が弱かった程度なので、これら移動平均線をすべて割り込んでくるような事態にはさすがにならないとは思いますが…

株価に関しても米株が好調な事、日本株もなんだかんだ言って底堅い事から大崩れする展開は考えづらいものの、つい先日発表された投資家動向では小幅ながら再び外国人投資家が売り越しに転じており、個人も売り越し。

一方で最近目立つのが国内信託銀行などの買い越しなんだが、一応プロが買っているということで一定の信頼は置けるのだろうか?

何はともあれ、米の指標の結果がハッキリと反映されるのは来週以降になるでしょうから、考えようによっては月曜日が海の日で休みというのは、海外の動きを見極める点において都合がよいのかもしれない。


…海の日…開放的になった男女がめくるめくアレやコレに身を焦がす夏の始まりを告げる日でもありますが、皆さんどうお過ごしでしょうか。

毎年恒例の事だが、私のような半仙人生活の人間にとって夏のイベントほど縁遠いものはなく、もはやどういう生活を送ればそういったイベントに参加できるようにな人間になれるのかすら分からない状態。

手っ取り早いのは変人…もとい恋人を作ることなのだろうが、そもそも異性との関わりがほぼ皆無、積極性も皆無、見た目や中身が色々アレな上に面倒くさいとあって、恋多き連中に「恋人ってどう作るんですか?」と問うてみたい。マジで。

私は恋愛がどういったものかはもちろん、人を好きになるという感情すら忘れて久しい底辺だが、こういう人間が増えた結果、今の恐ろしいまでの未婚率に繋がっているんだろうな。

「その未婚者同士が接点を持てば、色々改善するんじゃない?」と感じる方もいらっしゃるかもしれないが、ことはそう簡単ではないし、そもそもそれすら面倒くさい。

常識的に考えてみろ。恋愛不適合者の中年(自分含む)と今さらくっついたって、子供を作れるわけでもないし、お互いコミュニケーション能力に欠陥があるだろうし、老後の心配が増えるだけだぞ?老々介護、認々介護まっしぐら。

まあ、中年まで結婚できない人間って、自分の価値がどんどん落ちていることを棚に上げつつ、変に人生経験を積んでいる分理想ばかり高くなっているから、色々と欠点を抱えている我々がくっつくことなんてほとんど考えられないんだけどね。

同士だが相容れない、夏のイベントは永遠に都市伝説…これが真実。



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