勝手に相場観

2017.07.18  日経20,000円割れ 米利上げ観測後退が重し

連休明けとなる18日の日経平均株価の終値は先週比118円安の19,999円と微妙に20,000円を割り込んで引けています。厳密には19,999.91円なので9銭割れ。

先週に連邦準備制度理事会(FRB)イエレン議長が行った議会証言ではハト派的な発言が飛び出し、しかも14日に米で発表された消費者物価指数や小売売上高が市場予想を下回るなどの原因によるドル売り傾向が足を引っ張った格好。

海の日で休みだった昨日から今日の東証の取引開始まで米ドル円相場は112円台半ばで推移していたため、寄り付きへの影響はそれほど大きくなかったものの、その後112円台前半まで円高進行し株価もつられて下落。20,000円を挟んだ動きに終始しました。

米ドル円相場は一時…というか、一瞬112円を割り込む場面も見られたものの、その後は微妙に持ち直して現在112.1円あたり。

これまでの円安は米の金利先高観に支えられていたため、そこに疑念が生じた今ドル売りに振れるのは自然なのかもしれません。

今月後半には4−6月期の決算発表が本格化しだすこともあって、様子見ムードが広がりやすい状況なのも株価下落の一因か。

基本的に他力本願な日本株にとって米様の金融政策は極めて重要な要素で、再び利上げ観測が台頭することを期待したいところですが、今週の米指標は住宅関連以外に目立ったものはなく、ドル円は当面112円付近での推移となるのかも。

決算発表を目前に控えているとあって個別銘柄の動きは活発化しそうな雰囲気ではあるものの、全体的に見ると渋めの動きを覚悟しておいた方がいいかもしれません。

FRBイエレン議長がペロッと発言するだけで為替相場が大きく動くのに対し、日銀は何やっても空気。最近黒田総裁の顔を見ないのはもちろん、名前すらあまり見聞きしなくなったが、長期休暇でも取ってるのか?

漂う一発屋感。

  25日線割り込んだ株価とドル円

移動平均線を用いたテクニカル分析でよく使われる25日移動平均線。色々と汎用性が高い上に値に絡むことが多いため、私もヘビーローテーションする同線ですが、今日は日経平均株価、米ドル円ともにこいつを下抜いてきましたよ。

2017年7月18日 日経平均株価

日経平均株価は今月7日に25日移動平均線を明確に下抜いたものの、それ以外はこれに絡む動きに終始しており、今日も同様の展開になるかと思いきや、円高で急落して同線をしっかりと下抜いてきました。

小幅ながら20,000円を割り込んだこともあって、これが投資家心理にどう影響するか見極める必要がありそう。

2017年7月18日 米ドル円

一方、米ドル円も現在25日線を割り込み赤線200日移動平均線への接触を伺う展開。

これも昨日までは25日線が支持線となっていたのですが、今日になって一気に割り込んできています。ただ、日経平均株価に比べ移動平均線を意識しない傾向にあるので、25日線割れのインパクトは弱いか。

結果的に11日に書いた「円安急激すぎる論」は珍しく当たったことになるが、問題はこの円高がどこまで続くかということ。

6月14日のドル安値108.83円から7月11日の高値114.49円の半値押しという観点で見ると111.66円。今日の安値が111.98円なので、ほぼ半値押しの水準まで円高になったことになります。

ある程度積み上がっていたであろうドルロングも一連の円高でそれなりに解消されたと思われますので、とりあえずこの辺で一度反発に転じてもいい気はする。

ただ、前述したように米の利上げ観測が後退する中、積極的にドルを買っていく材料に乏しい面もあり、しばらくは112円台で膠着するかもしれません。

相場を動かす材料が外部要因頼みというのは何とももどかしいな。


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