勝手に相場観

2017.07.01  雇用統計に注目も市場への影響限定的か

金曜日の日経平均株価は前日米市場でハイテク株が崩れ大幅安になったこと、米ドル円相場が一時111円台に突入したことなどを背景に大きく売られ、終値は前日比186円安の20,033円でした。

日中は20,000円を割る時間帯も多かったのですが、引けにかけてやや持ち直して20,000円は維持。まあ最近の底堅い日米市場を鑑みれば妥当な値動きかと。

それを物語るように金曜日夜からの米市場ではダウ工業株30種平均(NYダウ)が反発、米ドル円相場も円安に振れ112.4円あたりで取引を終えています。

シカゴの日経平均先物も金曜日の日経平均株価より52円高い20,085円で引けていますので、週明けは堅調に推移しそう。

さて、来週の注目はやはり7日の米雇用統計。

昨年から「ほぼ完全雇用状態」と言われながらも順調に雇用を伸ばしている状況で、どういった数字が出てくるのかに注目が集まります。とりあえずは前哨戦となる6日のADP民間雇用者数を注視。

日本に目を向けると、明日2日には東京都議会議員選挙が行われ、結果によっては相場に影響を与えるのではないかと見られています。

一時の小池フィーバーはやや落ち着いた感があるものの、小池都知事に対する都議会自民党のジジイ共による大人気ない対応は記憶に新しく、嫌悪感を抱いた人も多いはず。それに加え最近の内閣支持率低下もあって都議会自民党には逆風が吹いています。

個人的には野党が政策そっちのけで力を入れている自民党の粗探しには辟易しているものの、都議会自民党はボロ負けしていいと思う。

余談だが、話題になった豊田真由子議員のパワハラ離党に同情の余地はないものの、「このハゲ―!」という芸人顔負けの突き抜けた言いっぷりにはセンスを感じた。

窓埋め後の動向に注目か

木曜日の取引終了時点では「明日にも年初来高値更新か?」と感じさせた日経平均株価も、その後崩れた米市場によって金曜日は大幅安になりました。

2017年6月30日 日経平均株価

金曜日は寄りから大きく下落し、ろくに盛り上がらないまま取引を終えたため大きな窓を空ける結果となりました。

日経平均先物が上昇しており、かつ最近支持線として機能している緑線25日移動平均線に近い水準であることから、週明けに窓埋めを試すのはほぼ間違いない情勢。ちなみに窓の上端は20,197円。

ただ、週前半にこれを埋める展開になったとしても、その後窓を埋めた勢いで一気に上昇するのか、窓埋めの達成感で下落に転じるのかはやや予想しづらい状況とも。

4日火曜日は独立記念日で米市場が休場となる上、5日には6月のFOMC議事録が公表され、6日ADP民間雇用者数、7日は米雇用統計と小動き&神経質な相場になりそうな要素が満載だから。

とはいえ、米では6月に利上げされたばかりで次回の利上げが焦点になる9月は遠いため、今回の雇用統計が相場に大きな影響を与えるとは考えにくく、またFOMC議事録に関しても、先日行われたFRBイエレン議長の講演の内容から乖離しているとは思えないので、これも大きな材料にはならないか。

そう考えると、これら指標によって様子見ムードが漂う可能性はあるものの相場を大きく動かすようなことはなく、しばらくは方向感のない動きが続くのかもしれません。

日経平均株価は20,000円、米ドル円相場は112円あたりで底堅いと思われる一方、積極的に上を試すほどの力はなさそう。あとは割安感が出ているPERでどこまで買われるか…といったところでしょうか。

今日から7月。また大嫌いな夏がやってくる…



あわせて読みたい関連記事



カテゴリ一覧

総ページビュー
ユニークアクセス