勝手に相場観

2017.08.11  北朝鮮による相場の下落は一時的か

…いきなり急落来たな。

底堅いながら上値も重く、ここ1ヶ月はひたすら20,000円前後を行ったり来たりする歴史的な小動き相場だった日経平均株価ですが、9日水曜日に大きく動きました。

発端となったのは北朝鮮が「グアムに向けミサイル4発を発射する」という計画を8月中旬までに策定するというニュースが流れたからで、米との緊張が高まる懸念が一気に噴出し市場を冷やしました。

冷やし北朝鮮始めました。(不謹慎)

米ドル円はそれまで強い抵抗線と見られていた110円を割り込み、9日の日経平均株価は257円と大幅下落。これまでの底堅さが嘘のようにあっさりと均衡が崩れた印象。

ただ、その日の米株は下落こそしたものの小幅に留まり、一時109.56円まで円高になった米ドル円も110円を挟む動きにまで回復していたため、10日の日経平均株価は北朝鮮への警戒感は残りながらも8円安と踏ん張る展開に。

北朝鮮に対し「まあいつもの脅しだろう」という楽観的な見方あったのかも。

しかしその夜に相場は大きく動くことになり、昨日のダウ工業株30種平均(NYダウ)は前日比204ドル安と久しぶりの大幅下落となり、特にまずいのがひたすら買われる一方の円。

10日の東京市場では110円付近で推移していた米ドル円相場は、その後ほぼ一貫して円高に動いており、11日の昼現在は一時108円台に突入するなど109円での攻防となっています。

これを受けてシカゴの日経平均先物は19,300〜19,400円あたりを推移。山の日で日本市場が休場となっている裏で相場はまずいことになっている。

北朝鮮の記念日に向け神経質な展開か

本来であれば、「今日の夜に発表される米消費者物価指数の数字によって利上げ観測に動きが出てくるかも」とか書くはずなのですが、件の北朝鮮の挑発や米の反応などによって状況はそれどころではなくなっているよう。

北朝鮮が挑発を続ける中、米トランプ大統領も「グアムに何かすれば、誰も見たことのない出来事が北朝鮮で起きることになると応戦するなど不毛な駆け引きが続いている。

なんだかんだで北朝鮮攻撃に及び腰なトランプ大統領と、ギリギリを見極めたい北朝鮮の思惑が錯綜しているが、現状では北の豚のほうが1枚も2枚も上手。上手く立ち回っているなと感じるほど。

今回の一件で実際にミサイルが発射されるかどうかは未知数ながら、15日の祖国解放記念日や25日の先軍節といった北朝鮮の記念日付近に動きを見せてくる可能性がありますので、それを警戒した市場の動きには要注意です。

北朝鮮が仮にミサイルを発射したとしても、米の堪忍袋の緒が切れないようグアムからかなり離れたところに着弾させるでしょうし、米は米で北朝鮮を攻撃するメリットも少ない事から、口先や国連での批判・制裁という無駄な対応に終始すると見ています。

当然軍事衝突するような事態は考えづらく、今回の北朝鮮によるドルや株価の急落は一過性のものになるのではないかと。

仮にミサイルが発射されると日本の上空を通過することになりますが、日本ができるのは「極めて遺憾」「最も強い言葉で非難する」「厳重に抗議」くらいかね。

そんなこんなで喉元過ぎればなんとやら。短期的には大幅下落の可能性は否定できませんが、長期的に見れば美味しい仕込みどころか。

ここはパニックにならず冷静に安値圏で仕込んでおきたいところ。

今日から本格的なお盆休みとあって連休満喫中の人も多いと思われ、今回の急落でせっかくの休み気分をぶち壊された気分ではないでしょうか。

連休ぐらい平和に過ごさせろよ黒電話め…私にはお盆とか関係ないけど。



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