勝手に相場観

2017.08.17  14倍切る日経平均株価PERの割安感に注目

もう失速スか?

北朝鮮がグアムへのミサイル発射を示唆したことで盆休み前から急落していた市場でしたが、その懸念が後退した火曜日には日経平均株価が216円高、米ドル円も110円台を回復するなど反発の動きを見せていましたよね。

北朝鮮問題がやや落ち着きを取り戻した上に、日本の企業決算自体はそれほど悪くなく日経平均株価全体のPERは14倍を切っているなど割安感があるため、早期に20,000円に向かうかと思っていたのですが…

とりあえず今日の日経平均株価を見てみると、前日比26円安の19,702円と昨日の24円安に続いて下落しました。

日本株の足を引っ張っているのはやっぱり米ドル円で、昨日の夜は110円台後半に突入し111円を試す展開になっていたものの、米の7月FOMC議事録が発表されると一気に崩れ110円台前半に。

7月米連邦公開市場委員会(FOMC)では低インフレ率が長期化する可能性を示唆するなどハト派的な内容で利上げ観測が後退、今日の日中には米ドル円相場が一時110円を割り込む場面も

現在は110円台前半とやや戻してはいるものの、FOMC議事録前に発表された住宅着工件数は市場予想を大幅に下回るなど、米指標は相変わらず強弱入り乱れており、利上げ観測が再び台頭するような気配はない。

北朝鮮への懸念は後退しましたが、21日に予定されている米韓合同軍事演習は予定通り行うと見られており、このあたりも円が買われる一因でしょうか。

まあ、北朝鮮は飼い主である中国の牽制を受けてトーンダウンしているという見方もあり、しばらくは大人しくしている可能性もありますが。

株やドルを仕込むなら今?

北朝鮮のグアム攻撃発言に端を発し日本株は売られたものの、4〜6月期の企業決算は概ね好調で、日本株の割安感はさらに強まった印象を受けます。

ここ数年、日経平均株価のPER適正水準は15倍程度とされていますので、14倍を切っている現状はバーゲンプライスという見方もできるでしょう。北朝鮮の問題が落ち着けば再び日本株が買われる展開も。

状況によっては再び円高株安に振れる可能性もありますが、前回も書いたように、14日月曜日の19,486円や米ドル円のネックラインを割り込むようなことは考えづらいかと。

2017年8月17日 米ドル円

だからといって積極的にドルが買われる材料もなく、しばらくは110円付近でウロウロするだろうという予想は変わらず。

米韓合同軍事演習の周辺などに北朝鮮が再び挑発行為を行うリスクはあるものの、市場は思いのほか冷静に受け止めている印象がありますので、戦争でも始まらない限り急落するような事態は考えづらいのではないでしょうか。

日本株の割安感が注目される時が遠からず来ると予想されますので、少しずつ買い進めて行きたいところ。

…大型連休明けで本格的に相場が動き出すというのに、どうも先が見通せない。

日本株には割安感があるのは確かだが、米の利上げ観測は一向に盛り上がりませんので、当面はこれまでどおりドル円110円、日経平均株価20,000円前後で推移していく展開も考えられるか。

こういう時は細かく売買を行い薄利を拾っていく投資法が強いかな。


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