勝手に相場観

2017.08.24  イエレン議長、ドラギ総裁の講演で大荒れか

相変わらず神経質な相場が続いていますね。

前回22日にやや悲観的な記事を書いたにもかかわらず、その後に米ドル円相場は円安進行、23日朝には109円台後半になるなど市場に安心感が広がった…のも束の間、その後は再び円高に振れて24日の朝には109円割れ。目まぐるしすぎる…

その流れを受けて今日の日経平均株価は前日比80円安の19,353円と反落。

そして今日の米ドル円相場は109円台前半で推移し、今現在も109.3〜109.4円あたり。相変わらず109円付近では無類の底堅さを見せています。

これだけ方向感が定まらない理由は、今日からジャクソンホールで開催されるシンポジウムで、25日に米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長や、欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁が講演を行うからか。

ジャクソンホールでイエレン議長が講演を行った直近2回の動きでは、講演後どちらも米長期金利の上昇とドル高に振れているようで、今回もイベント通過の安心感も相まって講演後には円安ドル高に振れるのではないかという期待が強くなっているように見受けられます。

実際、それを想定してドルや株を買っている人も多いと思われます。最近米金融当局者による慎重な発言が目立ってきたこともあって、この辺でややタカ派的な発言をしてバランスを取ってくるような気もしますので、「今のうちに仕込んどけ」的な思考は理解できなくもない。

株価にしてもドル円にしてもそろそろ反発しそうな気もしなくもない。しかし、仮にイエレン議長が今回の講演で多少タカ派的な発言をしたところで、利上げ観測がそうそう強まるとは思えない。

まあ、大きなイベントを通過したことによる安心感は広がるでしょうから、そういった意味ではドル買いに動きやすいか。

引き続き200日線とネックラインがカギ

テクニカル的には前回から基本的に変わってない。

2017年8月24日 日経平均株価

日経平均株価は相変わらず赤線200日移動平均線のすぐ上で推移。200日線が右肩上がりに推移していた目じわじわと接近してきました。

今日の段階で言えば終値19,353円に対し200日線は19,285円。同線割れは目前といった状況となっています。ここで踏ん張れるかどうかがカギになるのは間違いなさそう。

2017年8月24日 米ドル円

米ドル円も相変わらず109円付近にあるネックラインでの攻防。チャートで見れば味気ないローソク足が数本走っているだけだが、実際は109円付近で激しい綱引きが行われているのかと。

…そろそろ大きく動いて欲しいところだが、25日のイエレン議長講演後は嫌でも大きく動くだろう。

可能性としては円安に動きやすいと考えられるものの、仮に円高に動いた場合は直下にネックラインがあるだけに一気に崩れるケースも想定しておいた方がいいかも。

ネックラインを割れば年初来安値の108.13円が目前に迫るため、「もしかしたら年初来安値すら割ってくるかも…」という一抹の不安はある。

日経平均株価全体のPERが14倍を下回る「割安」といわれる状況が続いているが、それを頼りに買っているのは今のところカモ感満載の個人が中心なんだよな。

嫌な予感がするぜ。

ジャクソンホールで行われる注目の講演は、イエレン議長が日本時間25日午後11時から、ドラギ総裁が同26日の午前4時から予定されているため、25日の米市場に反映しきれない可能性も。そうなると週明け月曜日は様々な思惑が絡んでの乱高下もありえるかと。


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