勝手に相場観

2017.09.16  注目の9月FOMC さらなる円安をもたらすか

注目していた木曜日の米消費者物価指数は市場予想をを上回る結果に。前月比は市場予想0.3%増に対し結果は0.4%増。前年比では同1.8%増に対し1.9%増と、目標にしている2%に近付きつつあることが示されました。

とはいえ米ドル円への影響は限定的で、むしろ北朝鮮のミサイル発射の兆候に反応して円高の方が強まった格好。

実際、15日の未明から円高に振れ始め早朝には110円前半、そしてミサイルが発射された午前7時くらいには一時109.55円まで円が買われる場面も。

ただ、最近は北朝鮮の軍事的挑発があっても「あーはいはい」という印象が強く、日本市場が開く9時から米ドル円は急反発を見せ、夜には111円台に突入。その後は多少押し戻されて110.85円で引けています。

北朝鮮がミサイル発射や核実験を行っても米などが軍事行動を起こすことはないという姿勢が露呈した以上、市場にとって北朝鮮問題は大したリスクにはならない。むしろ絶好の買い場のようにすら感じるほど。

これからも挑発行動は続くでしょうから、それによって下げたところで拾っていくというのは有効な手段かもしれませんね。

日本では18日月曜日が敬老の日で祝日となるため今日から3連休。そして連休明けとなる19日から米では連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるとあって、目下はこれに注目が集まります。

今回のFOMCで利上げが行われる可能性はほぼゼロと見られており、バランスシートの縮小開始と12月の利上げが最大の焦点。それほど大きなサプライズはないと思われますが、19、20日は様々な思惑で動くことが予想されます。

投資家心理はかなり改善してきていて、来週は日経平均株価20,000円を試す展開になるかと。ただ、このラインでは戻り売りも出てくるでしょうし、抵抗線としても意識される可能性があることも留意しておきましょう。

雲を抜ける絶好のチャンスか

日経平均株価は75日移動平均線が抵抗線になるかと思われましたが、金曜日にはそれを上抜いて取引を終えています。

2017年9月15日 日経平均株価

これで次は20,000円…かと思いきや、その前に一目均衡表の雲が立ちはだかる。

一目均衡表 日経平均株価

15日金曜日の日経平均株価の終値が19,909円。一方で同日の雲の下限が19,908円と、ほぼここで止められた格好に、ただ、チャートを見ても分かるように、現在の位置は雲のねじれ付近に位置していて上限は19,944円と非常に薄くなっています。

雲は厚ければ厚いほど抵抗帯・支持帯としての強くなる傾向にあるので、ねじれで薄くなっている今は上抜ける絶好のチャンスかと。

しかも雲は14日あたりから右肩下がりに移行しているため、週明け早々にも雲を上抜けてくる公算が大きい。

米の12月利上げに関してはまだまだ微妙な情勢ながら、懸念されていた北朝鮮問題も市場にとって大したリスクにならないことが露呈しているので、来週以降はじんわりと円安株高になるのではないかと見ています。

ただし、投資家動向を見ると外国人投資家は7週連続で売り越しており、外国人の日本株離れは顕著。これが市場にどういった影響を与えるのかは気になるところ。

仮に下落するとすれば、下値のメドは12日に空けた窓の下限にあたる19,567円あたりと思われる。来週は200日移動平均線も19,500円あたりを推移するので、この辺がレンジの下限になるでしょうか。

利上げ観測が盛り上がっていないため、ここからさらにガツガツ円安になるとは思えませんが、FOMCの結果次第では112円くらいまで視野に入ってくるかな?



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