勝手に相場観

2017.09.21  FOMCは利上げ見通し維持 リスクオンへ

与党自民党が今月中にも解散に踏み切るとの見通しを示したことで大幅な円安株高になった週明けの流れは、19、20日に行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)によって信頼性を増した感があります。

そのFOMCでは10月にも保有証券を4兆5000億ドル規模で縮小を開始するとの方針が示されるとともに、年内あと1回の利上げ見通しを維持したことから、12月の利上げが現実味を帯び、米ドル円相場は一気に112円台を回復。

今日の日中には一時112.64円までドルが買われたため、日経平均株価は一時20,456円まで買われるも、その後はここのところの上昇ペースが早すぎることもあってか上げ幅を縮小、終値は前日比37円高の20,347円でした。

それでも取引時間中、終値ベース共に3日連続の年初来高値更新。売りものをある程度こなせばさらなる上昇が見えてくると思われます。

ただ、9月8日の安値19,239円から8営業日で1,000円以上上昇していますし、大きな窓も2つ空けているため、一定の警戒感は出てきても不思議ではありません。

PER的にもまだ14倍半ば。15倍を適正水準と考えれば21,000円くらいまでの上昇は十分視野に入るかと思われますが…

仮に日経平均株価がその水準まで上昇するとすれば、米ドル円相場は114〜115円くらいになっていると推測されますが、今年に入ってからその水準は明確な壁として立ちはだかっているので、ここを突破できるかどうかは微妙。

12月利上げを織り込んでなおその後の利上げも期待できるだけの力強さが米にあるかどうかがカギになりそうです。

2007年にサブプライムローン問題が表面化する前まで米の政策金利が5.25%であったことを考えると、今の1.25%など過程にしか感じないが…

よくよく考えたら、私が投資から一度離れるきっかけになったサブプライムローン問題からもう10年か…そりゃ老化や劣化を痛感するわ。

日経平均株価21,000円ドル円115円が目標

前回の記事で「FOMC次第で日経平均株価21,000〜22,000円、米ドル円115円あたりまで視野」と書きましたが、9月FOMCが思いのほかタカ派的であったことから、その見通しは継続しても問題なさそうです。

日経平均株価21,000円というと、2015年6月24日の高値20,952円付近でもありますので、まずはこの水準を試すことになるでしょう。

一方、あえて不安材料を挙げるとすれば、やはり上昇が急すぎる点か。

2017年9月21日 米ドル円

特に米ドル円はここ1年急騰と急落を繰り返しており、思いもよらない理由で冷や水を浴びせられる可能性は否定できない。私のしょぼい知識でも想像できるものとしては、北朝鮮の挑発やインフレ率に絡む米指標の悪化。

北朝鮮に関しては大胆なように見えて、その実米が軍事行動を起こさないレベルを慎重に見極めていることが見て取れますし、市場も北の火遊びには慣れてしまっているので急落の要因になる可能性は低いかと。

となれば、米の景気に陰りを感じさせる指標や、金融当局者によるハト派的な発言に注意ということになるでしょうか。実際今年7月からのドル急落はFRBイエレン議長の弱気な発言が引き金になっていますしね。

基本的にリスクオンの流れなのは間違いないものの、上昇が急だけに警戒感が広がりやすいですし、思わぬ悪材料が出てくる可能性も捨てきれませんので、強気な中にも慎重な姿勢を忘れないようにして下さい。

また、今月26日は配当や株主優待の権利付き最終日で、翌27日は権利落ち日。9月は配当や優待の権利確定が多い月になりますので、これに絡んだ売買に巻き込まれないよう注意するのも忘れずに。


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