勝手に相場観

2017.09.26  12月利上げうらなう米金融当局者の講演

今日は9月の配当や株主優待を受け取るために保有が必要となる権利付き最終日とあって株価はそれなりに上昇するかと思いきや、日経平均株価の終値は前日比67円安の20,330円と反落。

理由はダウ工業株30種平均(NYダウ)など米株価の下落に加え、111円台半ばまで円高になった米ドル円相場が大きく影響しているっぽい。

で、この円高を引き起こしている原因が、最近話題に事欠かない北の将軍様と米トランプ大統領による罵りあいがもたらす地政学的リスクの高まり。

小物感ハンパねぇ…

北朝鮮は米に直接被害を与える行動なんてできやしないんだし、米は米で軍事行動なんてする気もないんだろうから、どっちも大人しくしておけよと。市場関係者からすれば迷惑この上ない。

…まあ、このリスクに乗じて上手く儲けている投資家もいるだろうが。

9月FOMCで年内の利上げが示唆されたことから、基本的には円安方向に進みやすい状況と言えるでしょう。ただ28日木曜日には米で国内総生産(GDP)や個人消費などの指標が発表されるため、一応注意しておいた方がいいかもしれません。

また、本日の米時間(日本時間27日未明)には米連邦準備制度理事会(FRB)イエレン議長ら複数の金融当局者が講演を行うとのことで注目を集めています。

7月12日にはイエレン議長の議会証言によって円高に振れるなど影響力が大きい事から、ここでの発言で利上げ期待がしぼんだり膨らんだりといったことも想定される。

現在の12月利上げ確率は70%前後と期待が大きいだけに、ハト派的な発言が出てくるとちょっと怖い。

ちなみに明日は権利落ち日となりますので、高配当銘柄や魅惑の株主優待銘柄は大きく下落する可能性もあるとかないとか。

北朝鮮リスクはあまり気にしない

21日に112円台後半を付けた米ドル円相場でしたが、ここ2、3日は円高傾向。その原因とされるのが北朝鮮と米による活発な牽制…というか口ゲンカ。

ただ、何度も書いているように米は直接的な被害が出ない限り軍事行動を起こすことはないでしょうし、それを重々承知している北が米に対して先制攻撃をする可能性は皆無。つまり、地政学的リスクに関しては一過性のものと見ていいでしょう。

そんなしょぼい罵りあいよりよっぽど重要になるのが米の金融政策なので、まずは本日米で行われる金融当局者の講演を注視しましょう。

テクニカル的には日経平均株価がちょっと嫌な感じ。

2017年9月26日 日経平均株価

窓が埋まっていないこともそうだが、取引開始より終値の方が安い時に現れる陰線を4日連続で引っ張っているのが気になる。

ここまでの上昇が急すぎたため利益確定や戻り売りが出ているのも一因と思われます。しかし思いのほか売り圧力が強いのかなと。しかも明日は権利落ち日なので、傾向としては下落する可能性の方が高い。

上昇中でもある程度の踊り場があるのは当然なので過度に心配する必要はないでしょうが、もしかしたら20,000円の節目や窓が埋まる19,933円あたりまでの下落はあるのかもしれません。

無駄な気はするが9月8日から21日までの上昇の半値押し水準を計算してみたら19,860円と、今現在75日線が存在するあたりになります。この辺まで下がってくれると買いやすいんですけどね。

個別の話をすると、ここのところのバルチック海運指数の上昇に商船三井が付いていけてない気がしなくもない。上昇余地は十分ありそうな気もするが、個人的に商船三井で2、3度痛い目を見ているから二の足を踏むな…

いいや、今度こそ!」というだけのバイタリティが失せてきているあたり、なんかもう色々と錆びている気がする。


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