勝手に相場観

2017.09.30  不透明な総選挙の行方 相場は神経質に

今週は株価・米ドル円相場共に方向感のない動きになりました。

先週こそ米の利上げ観測が強まり、かつ日本では自民党が解散総選挙に打って出たことなどが材料視され円安株高の動きになったものの、利上げをある程度織り込んできた現在やや不安材料も目立ってきた。

代表的なものを挙げると…

  • ■総選挙の行方が不透明
  • ■来週金曜日(10月6日)に米雇用統計を控える
  • ■北朝鮮の労働党創建記念日を10月10日に控える
  • ■私の予想が当たらない
  • ■金曜日に発表された米の経済指標が微妙

一つひとつ見てみましょう。

総選挙の行方が不透明

これまでの傾向として選挙前は株価が上がる傾向にあるものの、それは新たな政権への期待からくるもの。今回、解散が確実視されだした頃は自民党大勝により現状を打破する新たな政策が出るのではないかという期待もあり株価やドルは上昇しました。

しかし、希望の党と民進党が合流することがほぼ決定したことで状況が一変。

代表の小池都知事は「民進党の全員を受け入れるわけではなく、安全保障、憲法観が一致しないリベラル派は排除する」とのたまうが、何だかんだが大量に受け入れるのは確実。小池人気に加え頭数も揃えたことで自民党の苦戦が予想されます。

政治理念や政策がハッキリせず、しかも寄せ集め感が強い希望の党が議席を大きく伸ばすことは日本経済の先行きに不安をもたらすと判断されかねず、今後の世論調査で希望の党が支持を集めることが示された場合、株価は上がるどころか下がる恐れも。

旧態依然で“腐り”も目立つ巨大政党vsトップだけが輝く烏合の衆」という構図か。

米雇用統計を6日に控える

12月利上げが濃厚になってきた米ですが、経済状況によっては見送りの可能性も残るため、雇用統計の注目度は健在。

とはいえ12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)までまだ時間があるし、「ああ、やっぱり堅調だったね」で終わりそうな気もするが…

最近はインフレ率が重要なキーワードであるため、非農業部門雇用者数に加え平均時給にも注目したいところ。

北朝鮮の労働党創建記念日を10日に控える

またかよ黒電話。ジーコロジーコロ。(死語)

何らかの挑発行為を行ってくる可能性はあるものの、自分たちがクソ弱いということをわきまえている金正恩が米の逆鱗に触れるようなことをするはずもなく、仮に株価や為替相場が急落しても一時的。

多くの投資が「押し目キタ――(゚∀゚)――!!」と喜ぶこと請け合い。

私の予想が当たらない

平常運転。

金曜日に発表された米指標が微妙

昨日29日は米で複数の重要な経済指標が発表され、その内インフレに関わるRCEコアデフレーターは前年比1.3%増と、市場予想の1.4%増を下回る結果に。またミシガン大学消費者信頼感指数も小幅ながら市場予想を下回っている。

シカゴの購買部協会景気指数こそ予想を大幅に上回るも、個人所得、個人支出は鈍化とする市場予想どおりの結果で、全体的には弱い印象。

市場への影響はそれほど大きくないものの米ドル円は112円台後半から112円台半ばまでやや円高進行しています。

利上げ観測に変化はありませんが、こういったことが積み重なってくると怖い。

来週の相場の行方は?

全体的に相場を押し下げるほどの材料は見当たらないものの、警戒感が台頭しやすい状況でもあり、雇用統計までは一進一退の可能性が。

再来週の10日には北朝鮮の労働党創建記念日と衆院選の公示日が重なるため、この前後に北が何らかの挑発行為を行ってくるケースは十分想定され警戒感を誘いやすい。

9月8日から急騰した株価や為替相場は今週踊り場を作ったことで高値警戒感が薄れているのは好材料になるでしょうか。とはいえ、選挙の行方が分からなくなっている状況ではちょっと買いづらい。

70%前後といわれる米の12月利上げ確率を米ドル円相場がどの程度織り込んでいるのかも不透明な状況。前に触れたように114〜115円くらいまでの上昇は見込めるとするなら上値余地はあるが…

安全保障がテーマの一つに挙がっている今回の総選挙と北朝鮮情勢はある程度の関係性があるだけに、衆院選が終わるまで市場関係者は気の抜けない日々が続くかもしれません。

まあ、憲法改正や安全保障に関しては小池都知事も自民党も比較的近い考えにあると思われますので、北朝鮮が挑発すればするほど日本の保守が強くなる…のか?

ただ、仮に保守がより勢力を伸ばすとしても、その票が自民党に向かうのか希望の党に向かうのかは不透明。政治には保守、リベラル含め様々な選択肢が必要だが、基本的に保守寄りな私としては民進系リベラル派と共産党が大敗してくれた方が好ましいし、市場も方向性は同じ…というか自民寄り。

選挙の行方も市場の動きも荒れるかもな。



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