勝手に相場観

2017.10.10  北朝鮮の挑発なく日経平均年初来高値更新

本日10日は北朝鮮の労働党創建記念日にあたるため何らかの挑発行動が行われるのではないかという見方が広がっていましたが、今のところその兆候はなく警戒していた各国は肩透かしを食らった印象。

ちょっと前に「北朝鮮のミサイル発射、主な記念日と実は無関係」というアメリカのあるウェブサイトの記事を見たが、その中ではどちらかというと自国の記念日より他国のイベントなどに合わせる傾向があるという調査結果が出たとか。

今回もそれが裏付けられた格好か。

北朝鮮が軍事的行動を行わなかったこと、先週金曜日の米雇用統計で平均時給が大幅に上昇しインフレ期待が高まっていることなどを背景に、今日の日経平均株価の終値は先週比132円高の20,823円と年初来高値を更新。これまでも何度か取り上げている2015年6月24日の高値20,952円が視野に入ってきました。

ただ、株価は大幅上昇したものの米ドル円相場は112円台後半くらいに張り付いている。雇用統計によって12月利上げが確実視されるなか、ドル円が盛り上がらないという背景には何が考えられるのか?

米ドル円以外のクロス円が概ね円安に傾いていることを考えるに、円安ドル安ということになりそう。「利上げへの道筋も見えたし、とりあえずここらでドル売っておくか」的な流れ?

さすがにここで円安打ち止めということは考えづらく、一定の売り物をこなしたあとは再びドルが買われる展開になると思われますが…

米の経済指標は強弱入り乱れているものの、雇用は極めて堅調ですしインフレ率も徐々に高まりそうな気配。景気拡大期が長期に及び、そろそろリセッション(景気後退)入りするのでは…という懸念はあれど、今のところそんな気配もない。

すごいぞアメリカ。強いぞアメリカ。

過去の高値メドが使用できなくなる可能性

つい1ヶ月前は日経平均株価19,200円台、米ドル円も108円台とお通夜ムードだったのに、気が付けば市場には楽観論が台頭し日経平均株価は1,500円以上上昇、米ドル円相場も5〜6円円安になっている。

ここ1年ほどは急激に上昇してピタッと止まる、もしくは急落するような展開が多かったものの、今回の円安株高はそれなりの踊り場を作っているため、ガツンと急落するような懸念は薄らいできている印象があります。

円安のペース以上に株価の上昇が目立つため短期的な調整入りの可能性は否定できないものの、好調な企業業績を背景としたPERの低下を考えれば、それを取り戻そうと株価が上昇するのは自然な流れか。

米の12月利上げがほぼ確実視されるなかジワリと円高になってきているのはやや不気味ではあるものの、ドルが売られる要素は特に見当たらない。114円を目指す展開に変わりはないと見るのが妥当かと。

テクニカル的には移動平均線や一目均衡表の雲などを軒並み上抜ていしまい、メドとなるものが乏しくなってきている。前述の日経平均株価2015年6月の高値のように、もはや過去の高値を持ち出すしかない状況。

ちなみに日経平均株価が2015年6月24日の取引時間中の高値20,952円を上回ると、1996年以来22年ぶりの高値になるっぽい。多分。

つまり、21,000円に乗せるような場面では過去の例から高値のメドを探る際20年以上前の株価を持ち出す必要があり、経済状況が違い過ぎてほとんど参考にならない。

それはそれで困るんだが…

そこへいくと米ドル円相場はアベノミクスや黒田バズーカによって2015年に125円くらいまで円安になっているので、予想面では安泰だな。

…まあ、過去のデータなど気休めにしかならんがな。



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