勝手に相場観

2017.10.24  持たざるリスクという煽り文句にご用心

今日も株価の上昇は止まらず、日経平均株価の終値は前日比108円高の21,805円と年初来高値更新かつ16営業日続伸となりました。

先の衆院選では予想に反して自民党など与党が圧勝し市場に安心感を与えたことが大きな要因と見るべきでしょうか。…まあ、自民党が支持を得たというよりは野党のごたごたで漁夫の利を得たという印象が強いが。

ただ、与党が勝利したからといって政策が前に進むとも思えず、ここまで買われる理由がいまいち分からないというのがへっぽこ投資家である私の見方。

9月の3週まで9週連続で外国人投資家が売り越していた際には国内の金融機関が買い支え、9月4週以降外国人が積極的に買い始めたことが相場を押し上げている要因か。

今日の未明まで113円台後半だった米ドル円相場が日中に113円台前半まで円高進行していたにもかかわらずこの上昇。買いが買いを呼んでいる状況と言えるでしょう。「そろそろ下がるだろう」と睨んでいた売り方のストップを巻き込んでの大幅上昇といったところかな。

空売り勢の断末魔の叫びが聞こえるようだわ。

2017年10月24日 日経平均株価

相変わらず緑線5日移動平均線を支持線としつつ、ボリンジャーバンドの+2σのすぐ下を推移している日経平均株価。

衆院選の結果を受けて昨日は窓を空けているため、通常であれば「窓埋め来るぜ」と言いたいところですが、そんな適当な予想を書くのも躊躇われるほどの上昇圧力を感じる。ま、窓埋め来るかもね?

だからといって「素直に流れに乗るべき」とも言えない状況に、何ともいえないもどかしさを感じますね。

持たざるリスクなどない

史上最長となる連騰を見せている日経平均株価を受け、ここにきて囁かれだしたのが「持たざるリスク」。ある程度上昇が続くと必ずといっていいほどこのフレーズを耳にしますが、個人的には「馬鹿みたいな言葉だな」と感じている。

たまに起きる上昇時に金融商品を持っていないことを「リスク」とする意味が分からない。急騰には急落が付きものだが、そのリスクには触れず投資家を煽っているようにしか聞こえないのです。無責任にもほどがある。

インフレ下でかつ株や商品の価格が安定的に上昇している状況にもかかわらず郵便局や銀行への預貯金しか行わない場合、額面は変わらずとも実質的に目減りするため、金融商品を持たない長期的な資産目減りのリスクを語るならまだ分かる。

しかし突発的な急騰において持たざるリスクを語るなど片腹痛い。

金融商品の保有はどんな状況下においても常にリスクがあるもので、今この段階においても急落のリスクに晒されています。実際アベノミクスや日銀の異次元緩和で急騰した際も、その後急落に見舞われている。

最もリスクが少ない(リターンも少ない)投資は預貯金であることは疑いようがなく、それは仮に資産が徐々に目減りしていく状況下においても変わりません。

「持たざるリスク」を語る人間は、バブル期に「株や不動産を買わないなんて馬鹿だ」と言っていた人達がその後悲惨な目に遭った教訓を忘れているんじゃないのか?

株を保有していない状況でガンガン上がっていく様を見ていると損をした気分になるのは確かで、私もモヤモヤ感がノンストップだが、それはあくまでも結果論。実際に損をしているわけではありません。

持たざるリスクなんて訳の分からない言葉に踊らされないよう気を付けて下さい。

でも…波に乗れず悔しいですっ!!(死語)



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