勝手に相場観

2018.03.15  米株価調整長期化の可能性も

トランプ大統領が保守主義的な姿勢を鮮明にしたことによって昨日のダウ工業株30種平均(NYダウ)は248ドル安と大幅続落。米ドル円相場も106円台前半まで円高に振れたため、今日の日本株は当然下落すると思っていました。

実際今日の日経平均株価は寄り付きから売られる展開で、一時は前日比200円超の下落となったものの、その後は持ち直して終値は前日比26円高の21,803円。「米株やドルが下落している中、よくプラス圏で取引を終えたな」というのが正直な感想。

直下に支持線と見られる25日線が走っていることに加え、日銀のETF買い入れを意識したことで反発したとのこと。日本や米の政治に不安がある割に買い意欲は強いらしい。

しかし米ドル円相場は現在105円台後半と不安は尽きない。

火曜日に発表された米の消費者物価指数は市場予想どおりだったものの、昨日発表された米の小売売上高は市場予想を下回っています。その影響からか米長期金利は下落しており、それが円高の原因になっているものと思われます。

今日の米市場で円安株高にならない限り明日の日経平均株価は大幅反落必至か?

来週の20、21日には利上げが濃厚と思われる米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。利上げされれば日米の金利差がより広がるためドル買いに動きそうなものですが、利上げがほぼ確実視される現状においても円安にならないとを考えると、利上げされても大きく円安に動くことは考えづらい。

むしろ円高に振れる可能性すらある。

日経平均株価の支持線になっていると思われる25日線は現在21,700円付近。とりあえず明日はこれを維持できるかどうかに注目しましょうか。

米の株価上昇は止まったのか?

これまで、米の株価というのは極めて安定的に上昇していました。特に今年1月まで1年間の株価上昇は急激にもかかわらず凄まじい安定感。

2月の暴落が起きるまではな。

2018年3月15日 NYダウ

2018年の1月までは恐怖指数が10前後になるほどの安定した相場。そしてそれ以降は乱高下しているのが見て取れます。

もっと長いスパンで見れば米株の急落は何度かあったものの、その後は決まってV字回復し元の値に落ち着いています。しかし現在は荒っぽい値動きを続けながらも上値を切り下げている展開。

ここ1年間1度も起きなかった25日線と75日線のデッドクロスにもなっている。

この程度の下落は調整の範囲内ながらトランプ大統領が誕生してからの株価上昇ペースは明らかに異常であったため、その帳尻を合わせるという意味でも調整が長引く可能性も考えられるか。

…とか書くと急騰したりするから困る。まあ、私が保有する富士通のためにもそうなってくれたほうが嬉しいが、一方で急落に期待する心理も存在するんだよな。

日本では森友問題の着地点も見えてこないし、米ではトランプ大統領の迷走ぶりがより鮮明になってきている。買い方も売り方も難しい判断に迫られる局面ですね。



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