勝手に相場観

2018.03.24  貿易摩擦により株価急落 20,000円が現実味

私よ。

注目されていた米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル議長による記者会見は予想よりタカ派的な発言が抑えられていたこともあって、やや円高傾向に振れたものの市場は比較的冷静に受け止めていた印象でした。

しかし落とし穴はあるもので、トランプ大統領がぶち上げた鉄鋼・アルミニウムの追加関税に端を発した米中の貿易摩擦が表面化。

中国が報復関税を検討する中、米はさらに知的財産の侵害を理由に中国に対し5.3兆円規模の関税を課すと表明。キンペーはもちろん激おこぷんぷん丸。(超死語)

「オラのメンツが潰されたアルよ!」…と言ったかどうかは分からないが、中国は米からの輸入品に30億ドル相当に関税を課すことを発表。貿易戦争の様相を呈してきました。

米中の仲が悪くなることに関してはむしろウエルカムであるため、個人的には「いい話だなー」で済むのだが、市場的には対岸の火事というわけにはいかない。

貿易戦争による懸念から22日のダウ工業株30種平均(NYダウ)は724ドル安。それを受けて23日金曜日の日経平均株価は前日比974円安の20,617円と、節目である21,000円をあっさりと下抜いてきました。

前回の記事で懸念していた米ドル円105円割れも現実のものとなり、もはや投げ売りの状況。日本も鉄鋼・アルミニウム追加関税の対象ではあるものの、直接的な影響は限定的なはずなんだが…

ただ、その後はドル円が105円台を回復し23日のNYダウは前日終値付近で推移していたため、とりあえずは自律反発の動きになる…かと思いきや、米株やドルは米市場の引けにかけて急落。

結局NYダウの終値は前日比424ドル安の23,533ドルと大幅続落。ドル円相場も104.7円付近と来週の相場に不安を残す内容となってしまいました。

3月26日からの相場は大荒れか

23日の米株やドル円相場の動きが冴えなかったことから、週明け26日の日経平均株価は先週比200〜300円安くらいで寄り付くと予想されます。

その後の動きに関しては米中の対応やドル円相場の動き次第。両国ともバランス感覚に乏しいジャイアン系の生き物が首脳ということもあって、くだらない意地の張り合いに発展する可能性も。

そしてそれに翻弄される日本市場。アホくさい。

米中の貿易摩擦に一定の着地点を見出すことができれば大幅な反発も期待できるでしょうが…トランプ大統領の周囲にいた良識ある人間が次々更迭され、イエスマンや同じ価値観の人間ばかりで固められつつあることを考えると、短期的な解決は難しいかもしれません。

森友問題に加え米の暴走…こりゃ売国メディアの朝日は大喜びだな。「報」の略だと揶揄されるくらいだしな。事実ではないが言いたいことは分かる。痛いほど。

米中の貿易摩擦ばかりに目が行きがちですが、日本でも政権運営に影響しかねない佐川氏の証人喚問が27日火曜日に実施されます。結果によっては日本の政治不安が台頭する可能性も。

現状、貿易摩擦や政治不安を打開するほどの好材料は見当たりません。つまりこれらの問題が良化するのか悪化するのかによって相場の動きが決まるといっても過言ではないでしょう。

来週の日経平均株価は20,000円を試す展開になるかも。米ドルも2度にわたって105円を割っていますので、今後は105円が抵抗線として意識され円高が加速する恐れも。

とはいえここまで急落しているだけに、いったん反発の動きになれば大きく上昇すると思われますが…ハイリスクハイリターン覚悟で落ちるナイフを掴んでみるかい?



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