勝手に相場観

2018.03.29  ドル円106円台も長期金利下落に感じる不自然

方向感が定まりません。

今週に入って米中が貿易戦争を回避するための交渉を始めたと報道されたことから株価は反発の動きを見せていました。

月曜日のNYダウは669ドル高と大幅上昇し、それを受けて翌火曜日の日経平均株価は551円高で21,000円を回復。「ああ、とりあえず最悪の状況は脱したかな」と思いきや、その夜のNYダウは344ドル安。

こんな目まぐるしい状況を象徴するように昨日28日の夕方頃から米ドル円相場が一気に円安進行。105円台半ばから一気にドルが買われ一時107円台を回復する場面も。今現在も106円台後半あたりで推移しています。

これだけ急激に円安になったのだから、今日の日経平均株価はかなり上昇するだろう…と思いきや、終値は前日比127円高の21,159円と思いのほか大人しい。午後には一時マイナス圏に沈む場面もあったほど。

一時に比べ懸念は後退したとはいえ、米中の貿易摩擦に対する警戒感があるほか、ハイテク株に対する警戒感があるとかないとか。そんな後付け感満載の理由により今日の日本株は渋い動きになったとのこと。

米中の懸念が後退した上に突然の急激な円安を見た私は重い腰を上げ適当な株をちょっと物色。最近下落著しい住友化学<4005>に狙いを定めたものの、結局注文を入れることはありませんでした。

それはなぜか?

最も気になったのは米の長期金利。

ここ最近の米ドル円相場は米の長期金利と連動するように動くことが多くなっていました。しかし今回の円安はむしろ逆。長期金利が下落傾向にもかかわらずドルが買われていたため、年度末の受給の関係でドルが買われていたという考え方もできます。

となれば、短期的に再び円高になることが予想され、それに伴って日本株も売られる可能性が高くなりますよね。

そう考えて注文を出さなかったわけだが、今のところそんな動きは一切なくドル円相場は相変わらず106円台半ば〜後半、シカゴの日経平均先物も大きく上昇している。

ガッデム!

反落のリスクも想定しておこう

いきなりの円安によって相場には安心感が広がっている印象を受けますが、前述のように米長期金利が上がっていない点は不気味。私が言うんだから間違いない。

加えて今日は米でPCEデフレーターやコア・デフレーター、ミシガン大学消費者信頼感指数など重要指標が相次いで発表されます。

仮にここで強い数字が出るようだと、3月FOMCでやや後退した利上げに対する懸念が再び台頭する恐れがあります。だからといって弱い数字だとドル円相場に影響を与える長期金利が下がる可能性がある…なんとも悩ましい。

テクニカル的な話をすると、日経平均株価は火曜日の急騰で空けた窓を水曜日の下落でほぼ埋めている点はプラス材料ながら、今日は火曜日に抵抗線として立ちはだかった200日移動平均線に再び上値を抑えられています。

窓埋めを達成したことで上昇する可能性が高いように見えますが、仮に上昇したとしても21,350円付近には200日線、21,500円あたりには25日線が走っているため、積極的に上値を追う展開にはなりにくいかと。

そも、何度も書くようだが短期的に円高になると思うんだよねぇ。早ければ今週中、遅くても来週には再び105円台に突入すると予想。そしてそれに伴って株価が下落し、計画通り私は住友化学を安く買えるという流れになるだろう。マジで。

え?ならなかったらどう責任を取るのかって?

もし予想に反して円高にならず株価が急騰したら、責任を取って潔く住友化学は諦めますよ。断腸の思いで。さらに今保有する東芝も手放しますよ。断腸の思いで。

この背水の陣っぷり。これこそ私がスーパー投資家と呼ばれる所以といえるでしょう。



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