勝手に相場観

2018.04.07  米中の貿易摩擦が再燃するなか円安支えに

やはり報道ってのは信用できんね。

米中の貿易摩擦が懸念される中、4日には米が「新たな措置は検討していない」との報が伝わり、安心感から日米の株価は大幅上昇しました。

しかし5日になると中国からの輸入品1000億ドルを対象とした追加関税を検討するようトランプ大統領が指示。再び貿易摩擦に対する懸念が台頭しましたとさ。

米政府が発表直前まで手の内を見せなかったのか、はたまた報道が先走ったのか知らんが、もうこういうのお腹いっぱいなんだが…

そんな状況から6日の米株は全面安の展開。ダウ工業株30種平均(NYダウ)は前日比572ドル安の23,932ドルと大幅に下落。107円台で推移していた米ドル円相場も106円台後半まで円高進行して取引を終えています。

金曜日には本来注目されるはずの3月雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は市場予想の18.5万人増に対し結果は10.3万人増と予想を大きく下回りました。2月に32.6万人増と大きく増加した反動との見方。

近年存在感を増す平均時給は前年比2.7%増、前月比0.3%増と市場予想通り。堅調ながらも加熱することない景気に安心感が広がった模様ですが、米中貿易戦争の前に埋もれ市場の反応は薄い。「雇用統計などに一喜一憂している場合じゃねぇぞ」という声が聞こえてきそう。

こんな状況から「こりゃ週明けの日本株は急落だぞ」と思いきや、シカゴの日経平均先物は金曜日の日経平均株価の終値より148円安い21,420円で取引を終えています。思いのほか下げ渋っている印象でしょうか。

トランプ大統領が検討を指示した1000億ドルの追加関税に対し中国は対抗する姿勢を見せているようで、来週も荒れた相場になることが予想されます。

中国対抗措置発表→株価ドル下落→摩擦解消に向け交渉→株価ドル上昇

こんな感じになると予想。勝手にしろボケ。

米ドル円相場は底打ちか

米中の小競り合いは放っておいて、今日は米ドル円を見てみましょう。

年初に113円ほどだったドル円相場はほぼ一貫して円高傾向を示し3月下旬には一時104.6円までドルが売り込まれました。しかしここ2週間ほどは復調の兆しを見せています。

ドル円復調

これまで一貫して上値を切り下げていましたが、104.6円を底に切り上げる展開に。25日線も上向きが確認されるなどトレンド転換が期待されます。

ただ米の長期金利は2月の2.95%をピークに下落傾向で現在は2.77%。長期金利とドル円相場は必ずしも連動するわけではないものの、これがドル売り要因になることはありうる。

まあ長期的に見れば米では年内あと2回は利上げされると見られていますので、そろそろ底を打っても不思議ではないですよね。むしろ円高になりすぎている感すらある。

米中の貿易摩擦は大きな懸念ですが、連中とてバカではないだろうから適当なところで落としどころを見つけるでしょう。

一連の懸念が払拭されれば円安株高に振れる公算が高いので、こつこつと準備しておきたいところですね。週明けの下落はチャンスになるかな?

ただね、日経平均株価に関してはまだ下降トレンド継続中なんですよね。現段階で25日線と200日線が21,380円付近にあるため、このあたりを支持線と見るか、25日線が200日線を下抜く状況を悲観的に見るかで対応が変わってきそう。

結局米中の動き次第だからなぁ。難しい局面ではある。



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