2018.04.14 米シリア攻撃も押し目買いスタンス継続
じんわりじわじわ上がってきました。
米株も日本株も米ドル円も荒っぽい値動きなで上下動を繰り返しながらも確実に上昇しています。米中の貿易戦争に対する懸念もピークを過ぎたのかなという印象。
金曜日の日経平均株価は前日のダウ工業株30種平均(NYダウ)が293ドル高になったこと、ドル円相場が107円台半ばと円安進行していることを受け、寄り付きから大きく買われる展開。
午前中には一時21,917円を付けるなど、直近の高値である3月12日の高値21,971円に迫る展開に。その後は上げ幅を縮小し終値は前日比118円高の21,778円でした。
ここのところ上昇が続かない状況になっていますが、それでも株価は一歩一歩下値を切り上げてきています。売り買いが錯綜するも買い意欲が勝っているといったところか。NYダウ、ドル円も同じような展開が続いている。
日経平均株価は直近の高値と大きな節目が存在する22,000円を試す展開になっており、一方のドル円は右肩下がりに下がってきている75日移動平均線がある108円を伺っています。来週にもこれらを試す展開になるかもしれません。
ただ、ここにきてシリアに対する地政学的リスクが高まっているのは不気味。金曜日のNYダウは米のシリア攻撃を懸念122ドル安となっています。
そしてそのシリア情勢、つい先ほど英仏と共にミサイル攻撃を開始したとトランプ大統領が発表しました。
すでに市場は閉じているため、いまのところこれがどの程度影響を与えるか見えてきません。ただ、およそ1年前となる2017年4月6日(日本時間7んち)に行われたシリア攻撃の際は日米株価、ドル円共に大きく動くようなことはありませんでした。
そう考えれば影響は限定的かな。
押し目買いは継続
現在の状況を見るに、ある程度下げるような展開になれば押し目買いを入れるスタンスでいいのではないでしょうか。
米中の貿易摩擦に関しても市場に“慣れ”が生じてきたようにも感じますし、シリアへの攻撃についてもそれほど大きな影響はないと見るからです。
ただ、貿易摩擦が蒸し返される可能性やシリアの泥沼化、日本の政権不安など懸念材料も色々とあるんですけどね。内閣総辞職の噂もちらほらありますし。
にしても、森友問題が蒸し返されたと思ったら、今度は加計問題も蒸し返してきましたねぇ。野党の必死の追求とマスコミによる煽りのかいあって内閣支持率はじわじわと下落してきています。
じゃあ自民党の支持が減り野党の支持が増えているのかというとそんなことはない。
6〜8日のNHKが行った調査では自民党(0.9%減)や公明党(0.4%増)の支持率はほぼ横ばいなのに対し、野党で最も支持率が高い立憲民主党は前回10.2%から8.5%に減らしている。
理由は簡単よね。マスコミによって異常なほど垂れ流される森友問題や加計問題の報道を見て政権に不信感を持つ人は一定数存在するでしょうが、冷静な有権者は政権や官僚の不手際を感じつつも「議論すべきはそこじゃない」と感じているから。
「森友問題や加計問題などどうでもいいから、もっと重要な法案を議論しろよ」と感じている人が多いのでしょう。森友問題や加計問題で検索すると検索予想に「どうでもいい」が上位に出てくるから面白い。
野党だって叩けばいくらでも埃が出てくる連中ばかりだというのに…詐欺で有罪判決受けた辻元とかどの面下げて偉そうに追及してるんだか。天皇制を「生理的にいや」「ああいう一族がいる近くで空気を吸いたくない」とまでのたまった非国民の分際で。
…ちょっと話がずれたが、外交や経済など喫緊の問題かつ国民の暮らしに直結するような議論が行われず、ただただ安倍政権を引きずり下ろすことのみを目的に野党は追求を続ける。じゃあお望み通り安倍政権が総辞職したり解散総選挙に打って出たとして、その後のビジョンはあるのかい?
与党や官僚も色々と問題あるが、日本に希望が持てない大きな原因はゴミみたいな野党しか存在しないことなのかもしれない。
しっかりとした野党であれば、国民にとって必要な議論をしっかりと行ってくれるだろうし、仮に今の政権がダメでも次に期待を寄せることができる。
しかし現状は自民党がダメでも自民党しかない。
「森友・加計問題の追及も必要だが、最も重要なのは国民の生活にかかわる政策の議論。それを滞らせてはならない」と言える野党がなぜ存在しないのか。本心はさておきそういうパフォーマンスをすれば国民の支持も得られるだろうに。
頭がとってもよろしいはずの国会議員がバカにしか見えない。
安倍政権が仮に倒れた場合、景気や株価は停滞する可能性が高いように感じるが…今の野党は政権を取って国を良くしようなんて考えておらず、ただただ自民党や安倍政権を貶めるためだけに動いているように見えるんだが…
…ああ、また大幅に脱線してもうた…
あわせて読みたい関連記事

信用取引は現物取引に比べ圧倒的に安い手数料が魅力のひとつです。しかし毎日金利や貸株料がかかるというデメリットもあり、「何日くらい保有すると現物より高くつくんだろう?」と考えたことはありませんか?その疑問に応えるべくいくつかのパターンで計算してみました…続きを読む

いざ投資をはじめようとした時「株にするかFXにするか」で迷う人は多いと思います。FXと株式投資どちらが儲かるかは人によって、もしくは投資法によって変わりますが、これらの特徴やメリットデメリットを詳しく解説しますので今後の投資に活かしてください…続きを読む

株価というのは良い材料が出れば上がり、悪い材料が出れば下がるとされています。しかし実際は全体の地合いやトレンドがものをいい、どんなに業績が良くても地合いが悪かったりトレンドが下降気味だったら株価は下がり、逆に業績が悪くても地合いが良ければ株価が上がる…続きを読む

株主優待をリスクなく貰う方法としていわゆる「優待タダ取り」というものがあります。厳密には手数料や貸株料がかかるためタダにはならないものの、銘柄を選べばかなりお得になります。しかし色々と注意点やデメリットもありますので損をしないための具体的な説明をしていきます…続きを読む

信用取引の場合2013年1月から差金決済が解禁され同一資金でいくらでも取引できるようになりましたが、現物取引の場合は差金決済が禁止されており同日中の同一資金による同一銘柄の取引は1往復までしか行えません。分かりやすく詳しい仕組みを見てみましょう…続きを読む

委託証拠金が不足し追証が発生しつつも、それを無視し期限を過ぎてしまったらどうなるのか?私自身が経験した追証から建玉を損切りしたものの結局信用取引を停止され、その後信用取引口座継続の意思確認を経て信用口座が復活した経緯を書きます…続きを読む

割安感を測る指標としてPER(株価収益率)は投資判断でよく用いられ、一般的に数字が低ければ「割安」とされますが、“マイナス”のPERはどうなのでしょうか?これは前期や今期予想などが赤字の場合に見られ、指標として意味を成しませんがV字回復への期待を込めて買うという方法も…続きを読む

株式投資とギャンブルの違いは胴元がいるかどうかもそうですが、やった後に何も残らないギャンブルと違い投資を始めると経済に敏感になり、結果経済の勉強になりますし、世界の人々が集う市場に参加するというのは閉鎖的なギャンブルの世界とは全く別物です…続きを読む