勝手に相場観


2011.08.04  任天堂の隆盛と衰退

今日の日経平均株価は前日比22円高の9,659円。

今日、日銀が伝家の宝刀である為替介入を行い、さらに金融政策決定会合で追加の金融緩和策を打ち出しましたが、株価は思った以上に反応薄でした。
これらによってドル円は一時80円台に回復しましたが、今現在は79円後半くらい。

せっかくの円安なのにこれだけ反応が薄いという事は、市場は日本の金融政策や円高よりもアメリカの動向の方がよっぽど気になるらしい。

で、渦中のアメリカはドル高を受けてどういう動きをするのだろう?
そして日本の為替介入に世界はどういう反応を見せるのだろう?


さて、私はゲームが結構好きなので、今日はなんの脈絡も無く任天堂の話でもしますかね。

一週間ほど前に発表された「8月11日からニンテンドー3DSが現在の25000円から一気に15000円に値下げされる」というニュースは記憶に新しいと思いますが、今の任天堂の株価ってどうなっているのでしょうか?

2011年8月4日 任天堂
例によって楽天証券様からパク…お借りしてきたチャートです。

ちなみに今日の終値は11950円だったのですが、注目して欲しいのは2006年からの上昇。
2006年というとちょうど私が投資を始めた頃なのですが、2005年の後半から2007年後半までの2年間で15000円ほどだった株価は70000円を超えており、もちろん私もこの波に乗った…夢を見ながら指をくわえておりました。

ちなみにニンテンドーDSが発売されたのが2004年の12月で、Wiiの発売が2006年12月。
どちらも今までゲームを手にしなかった方達を巻き込み空前の大ヒットになり、この二機種の躍進と連動するように任天堂の株価は急上昇しています。

ちなみに2007年の急落はサブプライム問題、2008年の急落はリーマンショックによるものですが、その後の株価は徐々に下がっています。
そう、奇しくもリーマンショック後の2009年あたりからDSやWiiの販売台数が落ち始め、それまで苦戦を強いられてきたソニーのPSPやPS3が台頭してくるのです。

そしてトドメを刺したのが今年の2月に発売された3DS。
業績回復の期待を一身に背負って発売されましたが、価格はDS発売時の15000円から一気に25000円に上がり「高い!」と批判が集中し、しかもこれといった目玉ソフトが無いため当初の販売目標に届かず撃沈。

その期待外れな売れ行きは素直に株価に反映され、上記チャートを見ても今年2月からの下落っぷりはステキな感じになってます。

そこで起死回生の10000円値下げですよ

50000円くらいのハードを10000円値下げるのならまだ分かりますが、25000円から10000円の値下げは実に40%OFFです。
しかも発売からわずか半年での大幅値下げですから、当初の25000円で買ったユーザーは納得いかないかもしれません。

まあその辺には一応救済措置…というか、せめてものお詫びみたいなものがあり、3DSで遊べるファミコンソフトを10本、ゲームボーイアドバンスソフトを10本を無償配布するという。
その辺はさすがユーザーを大事にすると評判の任天堂。

…まあ半年で10000円の値下げが「ユーザーを大事にしている企業のする事か?」と言われれば言葉に詰まりますが…

ただポジティブに考えれば、これで3DSが爆発的に売れればソフト開発も盛んになって良質なソフトも増えるだろうから、大幅値下げもあながち間違いではないと個人的には考えています。
そもそも機械というのは発売から一定期間経てば、コスト削減やテコ入れで値下げされるのが当たり前なのですから、値下げが気になるのであればハナから買うな。

ただ、当初の25000円という価格設定は私も「高い!」と感じましたし、実際これで売れなかった訳ですから、任天堂の読みの甘さと「DSがあれだけ売れたのだから、次世代機はこの値段でも売れるだろう」というオゴリが見え隠れするのは事実です。

…まあ未だソフトの少ない状況での値下げですから、これでどの程度売り上げを伸ばせるかは未知数で、実際ゲーム好きの私も「じゃあ買うか!」とはならず、ひとまず様子見の方向で。



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