勝手に相場観


2011.08.09  仕手株は甘い罠

今日の日経平均株価は前日比153円安の8,944円。

朝のニュースを見て前日NYダウの634ドル安にはさすがに驚いてしまいました。
先週木曜日に500ドル超の大暴落を見せ、さすがに買戻しが入るかな? と考えていただけに、相場の恐ろしさを痛感した昨日の大暴落。

「これだけNYダウが下げて、今日の日経平均はどうなるだろう?」という思いを胸に仕事をしていましたが、結果は153円安と大幅安には違いありませんがダウの下げを考えれば予想以上に頑張った印象です。

寄付き後一時400円を超えていた下げ幅は、さすがに割安感などが出て買い戻され、終わってみれば寄付き値を上回り、チャートは下ヒゲを長く伸ばした形になりました。
これだけ下ヒゲを伸ばしてくると明日の相場にはちょっと期待してしまいますが、それも今日のNY次第でしょう。

NYダウは直近の高値から12営業日ほどで2000ドル近く下げているので、さすがに買戻しが入りそうですが、どうだろう?
今日こそは大幅反発も期待できる…かも。

さて、もう一つの懸念材料である為替ですが、再び円高になってきています。
政府、日銀の大規模な為替介入で一時80円を回復したドル円も今は77円を挟んだ動きとなっていますが、それ以上にまずいのがクロス円の円高っぷりでしょうか。

ユーロやポンドの欧州通貨はまだ良いとして、豪ドル、NZドルのオセアニア通貨の下げが凄いことになってきており、 これまで高金利を背景に根強い人気があったオセアニア通貨ですが、ここに来て一気に売られています。

ちなみに原油相場を見てみると…現在1バレル80ドルくらいで推移しています。
これでちょっとはガソリン安くなるかな?


最近の日経平均はボックス相場が続き、出来高も振るわず…と思っていたらここ2週間くらいでアメリカの債務問題が引き金になり大暴落。
相場が下降トレンド気味だったり停滞していたりすると活発になってくるのが仕手株です。

仕手株については別のページでも詳しく説明しているのですが、ここでちょっとおさらい。
仕手株というのは「仕手筋」という集団が株価を操作して利益を上げる行為です。
ではどういった銘柄が仕手の対象になりやすいのか?

・比較的株価が安い銘柄(低位株など)
・普段は出来高があまり多くない銘柄
・発行株式数が少ない銘柄
・空売りの出来る銘柄

一般的にはこういった銘柄が狙われやすくなります。
仕手筋は上記のような銘柄を、安い時に周囲にバレないように出来高をあまり増やさずに徐々に買い進めていきます。

そして機が熟したら今度はわざと目立つように出来高急増銘柄や値上がりのランキングに乗らせ、主にデイトレーダーなどの短期売買を行う投資家を巻き込みながら値を吊り上げ、ある程度上げた所で売り抜けます。

こうなるとハシゴを外された状態になり株価は一気に下落し結局は元の値付近で落ち着く。
下に典型的な仕手銘柄の「ルック〈8029〉」のチャートを載せます。

仕手株 ルック
すごいでしょ?
2003年の初めに300円ほどだった株価は半年で2000円超です。
そしてそこからの下落っぷりもまた見事としか言いようがなく、ここまで凄まじい上昇と下落を見せた仕手株も稀で、「仕手株といえばルック」と思っている投資家も多い事でしょう。

「もしこの上昇の半分でも乗れていたら…」とか、つい考えちゃいますよね。
まあ私が仕手株に参加してもカモになるだけでしょうけど…と卑屈になってみる。

一時期私も投資で食っていけたら…なんて考えたりしましたが、結果は…
もしあのままドップリ投資に突っ走っていたら、今頃青木ヶ原樹海で木々の肥やしになっていた…かと思いきや自給自足で野生化していたかもしれませんぞ。

不労所得…憧れますなぁ…

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