勝手に相場観


2011.08.10  為替介入の効果は?

今日の日経平均株価は前日比94円高の9,038円。

前日のNYダウは429ドルの急反発を見せ、ひとまず世界同時株安に歯止めがかかりました。
しかし期待されていたFOMCの声明はあまり突っ込んだものではなく、失望売りと買戻しが交錯する荒い値動きになり、高値と安値の値幅は実に600ドルにもなりました。

昨日は買戻しが優勢となり大きく値を上げましたが、アメリカの財政や債券など基本的な問題は解決しておらず、まだまだ予断を許さない相場が続くと思われます。
それを反映するかのように、今日の日経平均は反発したもののNYダウの上げに比べて上げ幅は少なく、警戒感はかなり残っているはずです。

為替は…やや円高傾向で、特にドル円は現在76円半ばとなっており、円の史上最高値はもうすぐそこという状況です。


今日はそんな為替がらみの話題でも。
8月4日に行われた政府、日銀による円売り介入ですが、その規模は過去最大の4.5兆円と言われています。

4.5兆円…もはやナニがナンだか分からない金額ですが、出来るだけ分かりやすく言うと日本の国家予算の20分の1くらい。

分かんねぇよ…

え〜と、今現在だと日本の時価総額7位である日産自動車の株式を100%購入してもおつりがくるくらい。

分かんねぇよ…

え〜と、イチヤの株を4.5兆株買えるくらい。

そんなに発行株式多くないし、っていうかすでに上場廃止してるじゃねぇか!

…何の話だったかの?

話を戻すと、今までの日本単独為替介入の一日の最高額は2010年9月15日の約2兆1000万円でしたが、今回はこれの2倍以上の介入を行った事になります。
これだけの大金を投じた訳ですから、そりゃもう効果絶大な事でしょう。

ところがどっこい(死語)今の為替相場の市場規模から見ると4.5兆円なんてチッポケなもの。
2010年の時点で一日の外国為替取引高は実に4兆ドルに上っています。
4兆円じゃないよ、4兆ドル(約300兆円)よ。

為替介入は一時的に数円安くする効果はありますが、持続的に円安に持っていくには今の市場規模はあまりにも大きく、焼け石に水と言わざるを得ません。
まあ為替介入の一番の狙いは投資家に介入を警戒させて円高になりにくくする事なので、焼け石に水とはいえ一定の効果は得られます。

ただ、8月4日に4.5兆円という過去最大の円売り介入を行ったにも関わらず、わずか6日で介入前以上の円高になってしまいました。
もはや市場の大きな波には逆らえない…と言わんばかりに。

これから一体どこまで円高が進むのでしょうか?
もうこうなったらお金をドンドン刷って国の借金を返済したらどうだろう?
…なんて乱暴な意見もあったりします。

そうすれば確かに国の借金も減りますし、お金を刷る事で円の価値が下がり円安にもなる…
正に夢のような一石二鳥プランッ!!

…まあそんな事したら日本の信用は地に落ちて終了…だけどね。

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