勝手に相場観


2012.01.06  欧州債務問題でユーロはどうなるだろう?

う〜ん…昨日からユーロが98円台で安定していますね。

私は2006年から1年ちょっとばかし株そっちのけでFX(外国為替証拠金取引)をやっていたので、「チャンスがあれば再びFXをやるかも…」という思惑もあり今でも為替の動向には目を光らせているのですが、何とも…

まあどちらにせよ株価と為替は密接に関係しているので、株式投資をしていればある程度チェックする必要があるのですが、少なくとも当面為替に手を出す気にはなれない状況ですね。

サブプライムローン問題、リーマンショック以降の円高っぷりは凄まじいものがありますが、欧州債務問題が深刻になってきてからのユーロは悲惨の一言に尽きます。
ユーロ全盛の頃を知っているので尚更そう感じます。

この記事を見ている方の中には比較的最近投資を始めた方もいるでしょうから、ちょっとユーロの長期推移でもおさらいしてみましょうか↓

ユーロ円の長期推移

ちなみに青い線で囲った部分は私がFXをやっていた期間で、円キャリートレードで一方的な円安にウハウハし、そして2007年のサブプライムローン問題で積み重ねた利益を吹き飛ばしたという、天国と地獄が凝縮された1年でした。

当時のピーク時にユーロは史上最高値である170円を付けた後、件のサブプライムローン問題で急落したものの、その後一度は持ち直し再び170円まで上昇したユーロでしたが2008年のリーマンショックであえなく暴落しました。

改めてチャートを見ても凄まじい陰線っぷりだね…

その後は概ね下降トレンドで推移していますが、ギリシャの債務問題が表面化しだした2009年10月あたりからユーロ離れが顕著になってきた印象を受けます。
そして特に騒がれだした2011年からは下げ一辺倒で、とうとう100円を割ってしまいました。

今や欧州の債務問題はイタリアやスペイン、ポルトガルにまで飛び火していますが、一番深刻なギリシャの累積債務はGDP比で170%ほどとなっており、次いで問題になっているイタリアは120%程度。

ちなみに日本の累積債務はGDP比で233%と、世界中を不安に陥れているギリシャよりもっと酷かったりしますが、なぜか日本の債務問題はさほど問題にされない。

理由は日本の国債の95%は預貯金を通じて日本人が保有しており、いわば国内で完結している状態なのですが、ギリシャの国債はフランスを筆頭にECB(欧州中央銀行)やドイツなどの欧州各国の銀行が保有しており、ギリシャがデフォルト(債務不履行)した場合、ECBをはじめ欧州各国の銀行は多大な損失を被ることになるからです。

最近はアメリカ経済も持ち直しの気配を見せており、日本企業の業績も決して悲観するほどのものではないのですが、この欧州債務問題のせいでユーロが売られて円高になり日本企業の利益を圧迫していますし、世界の株価にも影を落としています。

この欧州債務問題が解決しなければ世界経済に光は見えないのですが問題の根は深く、株価などは当面、欧州債務問題を睨みながら神経質な動きをするでしょう。

そしてユーロは…どこまで下げるのだろうか?



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