勝手に相場観


2012.09.05  東京電力株の底値と長期的見通し

東京電力の株価がまた下がってきましたね。

いまだに東京電力関連のニュースはよく耳にしますし、福島第一原発の事故前は株価2000円を超す鉄板のディフェンシブ銘柄だっただけに、多くの方が東京電力に株価と先行きに興味を持っていると思います。

今日の東京電力の終値は123円で、2012年7月18日につけた上場来安値の120円に迫っており、今の所底が見えない展開となっています。

東京電力の株価とRCI

上図はここ一年の値動きで、見事なまでの下降トレンドを形成しております。
一目均衡表でもほとんどが雲の中もしくは下で推移しており、もちろん現在も雲の下で推移しておりますし、転換線や基準線で見ても強気になれる要素は一切見当たらない。

そこで引っ張り出してきたのが上図下のRCI(順位相関係数)です。

このRCIは「買われすぎ」「売られすぎ」を判断する指標のひとつで、日付と価格の順位の相関関係を数値化したものなのですが、説明がかなり面倒なのでそこら辺は端折って、簡単かつ乱暴ですが一般的に+80で買われすぎ、-80で売られすぎと判断します。

現在は軽く-80を割っており明らかな売られすぎ水準で、過去の動きからも近々反発しそうなものですが、この指標は買いのタイミングを計るものではないので、このまま-80を切った所で低空飛行しないとも限らない。

なら役に立たないじゃん…

まあどのテクニカル分析も単体での信用度などたかが知れていますから、このRCIも方向性を判断する1つの指標として「RCIでは売られすぎ水準なんだな」という参考にはなるはず。

こういった「売られすぎ感」もあって上場来安値である120円は意識されると思います。

他の面…「信用倍率」あたりで見てみると現在は2.22倍となっており徹底的に売られている銘柄としては倍率は低く、それはおそらく「先が見えなさ過ぎて6ヶ月という期限のある制度信用取引ではとても買えない」という事なのでしょう。

PBRは0.25倍と数字だけを見ればとてつもなく割安ですが、東京電力のボロボロっぷりを考えればとても割安とは言えない。

福島第一原発の事故によって発生する賠償金と廃炉にかかる期間や費用が見通せない事や経営再建が不透明な事が現在の株価に反映されているのでしょうし、それを考えるなら底値は見えずどこまで下がるか分からない。

しかし…5年10年という本当に長期的な視野で見るのであれば極めて割安感を感じる。

これは私の勝手で無責任な考えなので参考にはしてほしくないのですが、原発事故でボロボロとはいえ日本の電力会社としての規模は最大で、送電と発電の分離が少しずつ進んでいって発電に関しては縮小するとしても、「送電」は完全に独占しているので東京電力が消滅する可能性は極めて低いと感じます。

腹立たしい政治家や官僚との癒着も企業の存続という面ではプラスに働き、腐れ政治家や腐れ官僚が便宜を図ってそりゃもう延命してくれる事でしょうし、実質国有化も済んだ事ですから、クソ政治家やクソ官僚が東京電力を倒産させる事もないでしょう。

つまり賠償や廃炉、原発の問題がクリアになっていくにしたがって東京電力は復活し、原発事故前の2000円は無理としても500円、1000円くらいまで回復する可能性は十分にあると感じています。

重ねて書きますが、これはあくまでも私個人の思い込みですから参考にしないで下さいね。

…誰もしないか…
しかし書いててなんか腹立ってきたな…

さて、一応最後に株価の見通しを書きますが、前回9月3日の記事で「日経平均株価は一目均衡表的に8700円付近に雲があるので下落するならその辺が目安となり、さらに下げるようなら一気に弱気な展開になるかもしれない」という話をしたようなしなかったようなですが、今日の下落でまさに雲の上端にかかり、ここからの動きが重要になりそうな雰囲気です。

今日は多くの銘柄が下落し、私が保有する川崎重工業と住友化学は共に4%を超える大幅下落となり、合計の含み損は9万円くらいになっていますが、5年ほど前FXをやっていた頃は含み損が100万円を超えた事もあったので、それに比べれば大した事ないので気にしない。

…気にしてないよ…



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