勝手に相場観


2012.10.28  理想的な投資、運用先を比較しながら考える

金曜日は仕事が休みだったため、午前中は底堅い相場の動きを見ながら「こりゃ私が買いの水準と感じるレベルには当分落ちそうにないな」と感じ、早々にパソコンから離れてしまったのですが、土曜日に値動きを見るとなぜだか日経平均株価が急落して引けていました。

為替相場も全体的に円高に動いていた事から日経平均株価が下がった…という話で、確かに80円を超えていたドル円も79円半ば程度にまで上昇し、ユーロも103円付近にまで円高が進んでいました。

金曜日の日経平均株価が円高を折り込み122円安と大幅に値を下げ、その夜のNYダウはほぼ横ばいで取引を終えましたから、月曜日の日経平均株価は寄りから大きく下げるような事にはならないと思いますが、為替相場の動きを睨みながらの展開になるでしょうから読みづらい。

まあ私くらいのレベルの投資家になれば相場の動きなど四六時中読めないが。

こういった不安定な株式市場の動きやイマイチ安くなりきれない円相場を見て、「投資はどれをやっても儲からないな…」などと嘆いている方も多いのではないでしょうか。

現在の状況で資産を運用するならどういったものが良いのか?

…と一口に「投資」「資産運用」といっても多種多様であり、挙げだしたらきりがないので、とりあえず投資や資産運用でメジャーなところで考えてみましょう。

■株式投資

投資の中では比較的ハイリスクハイリターンではあるが、常々「日本株は出遅れている」と言われているように現在の日本株はかなり割安な水準であるため、数年単位の保有も視野に入れつつ自分で銘柄の選別を出来るのであれば、配当などもある事から損をする可能性は低い。

ただ先の東京電力や現在のシャープなど見ても分かる通り、どんなに優良企業に見えても先に何があるかは見通せず、保有する株式の株価が暴落…最悪無価値になる可能性は排除できないので、銘柄厳選はもちろんリスク分散の観点から複数の銘柄を保有するべき。

■外国為替証拠金取引(FX)

外国為替証拠金取引(以下FX)の最大のメリットは「スワップ金利」という2国間の金利差分の金利を毎日受け取れるシステムで、リーマンショック前は日本の超低金利と諸外国の高金利により大きなスワップ金利が受け取れたが、現在まともにスワップ金利を受け取れる主要国の通貨は豪ドル、NZドルのオセアニア通貨くらいで、現在の超低金利のアメリカドルやユーロなどはスワップ金利を受け取るどころか支払う事になりかねない。

現在は「超円高水準」と言われており、世界経済の持ち直しにより円安に向かう可能性が高く、かつ日本には極めて多額の債務があるため、この問題が深刻化すれば日本円の信頼失墜により円安に振れる事が予想され、円を売っておけば株式投資同様長期的には利益が出る可能性が高い。

しかし前述のマイナススワップでは小額ながら毎日金利を支払う事になるため精神衛生上よろしくなく、スワップ金利を期待するならオセアニア通貨や発展途上国の通貨しか選択肢はないか。

■投資信託

投資信託はファンドマネージャーが投資先を厳選し投資する従来型の投資信託と、日経平均株価やTOPIXなどの指標に連動させたインデックスファンドに大別される。

従来型の投資信託はファンドマネージャーの腕次第といった面が強い上に信託報酬などといった余計な出費が高くつくので、現在は手数料や信託報酬が安く、人間の腕に左右されないインデックスファンドが人気となっている。

ただ基本的に投資信託は元締め(信託銀行など)や販売会社(証券会社、金融機関)が儲かる仕組みであり、当然元本保証もされていないので、下落相場では普通に元本割れしますし、その上信託報酬なども当たり前に取られますので、個人的には人任せにせず銘柄を厳選して自分で株式を買ったほうが良いかと。

■個人向け国債

国債購入は国にお金を貸している事になり、売却する場合は額面で買い取ってもらえるため基本的には元本保証であり、しかも銀行などの預貯金より金利が高い。

国が元本保証をしているため銀行のペイオフと同様に信頼性は極めて高いが、中途解約の場合は額面で買い取ってもらえても利息を2回分(2年間分)引かれるため、短期間での解約では実質元本割れする可能性がある。

国が補償しているため信頼性が高いといっても、ギリシャのような事になればその限りではなく、現在の日本はGDP比で200%をゆうに超える借金があり返す見通しもまったく立っていないため、遠からず日本の債務問題が世界的に問題になる可能性も。

■保険会社などの個人年金など

保険会社の個人年金はウン十年という払い込み期間を前提とするが、30年程度払い込めば現在でも120%くらいのリターンがある。

万が一の保険会社の破綻でも「生命保険契約者保護機構」が責任準備金の90%を保証してくれるので完全な払い損になる事はないが、そうなると少なからず契約条件が不利になる可能性が高く、元本割れの可能性も否定できない。

払い込み開始から数年間の内に解約すると戻ってくるお金は元本を割り、だからといって30年前後しっかり払い込んで120%くらいの戻りがあるとしても、30年間で20%以上インフレしていたら実質マイナスになる。

これも「元締めが儲かる仕組み」であるため、何だかんだで顧客に不利な香りがする。

■預金、貯金

1000万円というペイオフの対象内であれば国が預貯金を補償しているため、国が破綻しない限り元本は保証される…が、現在の超低金利では1000万円を数年預けても年間の利息は数千円にしかならない。

それでも現在のデフレ下では実質お金の価値が上がっている事になるのでデメリットは特に無く、わずかながらお金を増やす事が出来る。

デフレが解消されインフレに振れれば金利も多少上がるが、それ以上にインフレによる実質の目減りが大きくなるので、インフレになったら預貯金の数割は別の投資先を検討すべき。


…と、個人的な見解はこんな感じでしょうか。

投資信託や個人年金などは「元締めが儲かる仕組み」であるため個人的には手を出したくないものなので、「銘柄を厳選した複数の株式」「中途解約しない程度の無理のない国債購入」「ペイオフ内に抑えた預貯金」にバランスよく投資するのが理想かな。

まあ「物価が下がる=お金の価値が上がる」デフレ下で預貯金にわずかながらでも金利が付くなら、ペイオフ内に抑えた預貯金ほど安全かつ安定的なものはないですけどね。

…長々とスマン…



あわせて読みたい関連記事



カテゴリ一覧

総ページビュー
ユニークアクセス