勝手に相場観


2012.11.29  消費者物価指数の推移で見るデフレ

ニトリが明日11月30日から、約850品目を10〜40%値下げすると発表しましたね。

なんかニトリっていっつも値下げしている印象があったのですが、今回の値下げはおよそ2年ぶりとの事で、同社の似鳥昭雄社長は「デフレ、どんと来い!(イメージ)」的な発言をしていました。

私の住んでいる街にもニトリがありますので、たまに見に行ったりするのですが、『お、ねだん以上。』のキャッチフレーズに恥じないステキな品質っぷりで、そりゃもう各部が安っぽい上にガタガタだったりで、引き出しや扉が付いている家具に至っては扉が明らかに傾いて取り付けている商品が目立ち、「ディテールや仕上げに割くコストなど無いから、気に入らなければ自分で調整しやがれ」的な潔さが、ある意味『お、ねだん以上(に商品が安っぽい)』。

それが分かっていても、たまにニトリに足を運んでしまうあたり、私の生活レベルが垣間見えるという、グッと寒くなってきた今日この頃にあって心温まるお話でした。

…さて、私の負け組自慢は置いておいて、いまだに続くこういった値下げにより引き起こされる「デフレ」を今日は取り上げてみたいと思います。

日本の消費者物価指数(コア)の10年間の推移

ちなみに消費者物価指数には、一般的な消費者物価指数(CPI)と、天候など様々な条件により変動の大きい生鮮食品を除いた「コアCPI」というものが存在し、コアCPIは純粋な物価の動きを見るのに適している事から、上記グラフはコアCPIを表示しています。

諸外国での一般的な「コアCPI」は「生鮮食品、およびエネルギーを除いたもの」という定義なのですが、日本ではそれを「コアコアCPI」と呼ぶらしく、「クリスマスイヴイヴ↑」に共通するアホっぽさを感じるネーミングとなっている。

それはさておき、「デフレ脱却出来ない」と叫ばれて久しい日本ですが、上記グラフを見ても分かる通りほぼ一貫して物価が下がっており、この傾向は1998年(平成10年)の物価をピークに続いております。

日本の消費者物価指数(コア)の平成元年からの推移

上の表を見ると、2007年後半〜2008年だけ明確に物価が上昇しておりますが、これは商品市況への投機マネーなどの流入により原材料価格が高騰し、それが物価を押し上げたもので、ちょうどこの時期はサブプライムローン問題の表面化〜リーマンショックへ繋がる流れの中にあり、その反動からか翌2009年の半ばから急激に物価が下がっている。

近年は物価の下落が緩やかになったとはいえ、相変わらずのデフレ基調であり、危機感を強めた日銀は2012年2月に年1%のインフレターゲットを掲げましたが成果は見えず、今度は自民党の安倍総裁が年2%の物価上昇を目標に掲げましたが…さて。

先進国にとって心地よいとされる年1〜2%程度のインフレと、安定的な経済成長の軌道に、この先日本が乗れる事はあるのだろうか?



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