勝手に相場観


2015.11.08  雇用統計受け急激な円安 今後の株価予想は?

注目されていた金曜日の米雇用統計は労働市場の動向を見る上で非常に重要な非農業部門雇用者数が市場予想の18万人増を大きく上回る27.1万人増となり、12月の利上げ観測が一気に急浮上しました。

それに伴ってドルが急激に買われ先週のドル円の終値は123円を突破し、利上げ観測が強まる事によって懸念されていた米株は売り買いが交錯するも最終的には前日比46ドル高となりました。

ちょくちょく書いている事ですが、米の株価は方向が定まると一気にそちらに動く傾向があり、市場のセンチメントが良化している現在は12月の利上げによる株式市場への資金流入減より景気の底堅さが意識されたという事なのでしょう。

相場に「たられば」は禁物ですが、もし仮の今回の雇用統計が市場予想を下回るような数字だったとしても、12月利上げ観測の可能性が薄くなったと判断され結局は株価上昇に繋がっていたと思います。

12月利上げ観測が強まったにも関わらず上昇した米株と急激な円安によって日経平均先物は大きく買われ、金曜日の日経平均株価の終値より235円ほど高い19,500円ちょうどで取引を終了している事から、週明け月曜日の日経平均株価はこれに鞘寄せしてくる展開になる可能性が高まり、もしかしたら先週比で300〜400円高も考えられるかと。

それを踏まえて今後の戦略ですが…

まず、先週まで雲をめぐる攻防となっており旺盛に使っていた一目均衡表は予想される明日の大幅上昇で雲を大きく離れてしまうでしょうから、当面使えなくなるでしょう。

2015年11月8日 日経平均株価

月曜日は少なくとも19,500円までは上昇するでしょうから青丸の窓は埋めてくると思われ、次なる目標は赤丸の窓埋めとなるでしょうか。

赤丸の窓を埋めるには日経平均株価の20,000円回復が必要になるものの、今の市場の情勢であれば20,000円回復は時間の問題であり、NYダウが踏ん張っている中での円安ドル高となればもしかしたら今週中にも20,000円を達成する可能性すらあります。

ただ、明日の寄り付きは先週比で200円ほど高くなる事が予想され、そのまま目立った下落を見せなかった場合はそれなりに大きな窓を空ける事になり、今後の株価上昇に向けてちょっとした“気持ち悪さ”を残す事になってしまうかも。

まあ何はともあれ今回の米雇用統計でアメリカ経済の堅調さや労働市場の回復が鮮明となり12月利上げ観測が台頭した事で円安に動きやすくなりますし、米株も底堅く中国株も持ち直してきた…となれば日経平均株価は年内に年初来高値を更新する21,000円くらいは視野に入ってくると思われます。

ドル円に関してはいわゆる「黒田ライン」と言われる125円がひとつの目標であり、これを超えてくるようだと円安による弊害や米経済への悪影響なども表面化しかねない事から、もしドル円ロングを保有もしくはこれから購入という方は125円手前で手仕舞う事を考えていた方がいいかもしれません。

一応気をつけておく点は今週以降の米株下落でしょうか。

先週金曜日は様々な思惑が錯綜し結果として上昇して終わったNYダウですが、週末をはさみ米株への悪影響が改めて見直される可能性も無いとはいえません。

おそらく杞憂に終わるとは思うものの、奴ら炭水化物と肉しか摂取しないから血液ドロドロで脳への血流が低下し判断が遅れる可能性があるからな(偏見)。

まあ砂糖摂りまくりで脳のエネルギーには事欠かないだろうが。



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