勝手に相場観


2015.11.12  12月利上げ観測の台頭で方向感欠く市場

日経平均株価は今週月曜日こそ大幅に上昇し「20,000円は近い」と感じさせましたが、その後は方向感のない展開が続いています。

というのも、今週はこれまでの上昇が急だった事や12月の利上げを睨んでか米株がやや軟調に推移し、先週末の時点で123円半ばだったドル円もここ数日は123円を挟んだ動きに終始、全体的に停滞感が漂っています。

ただこれまでの日本株や米株の急上昇っぷりを見るに、今の方好感のない動きは利益確定などの売り物をこなしている段階であり、これからの上昇に向けた準備にも見えます。

実際今日の日経平均株価も取引開始から10時くらいにかけて売られ一時前日比で100円近い下落になりましたが、その後は切り替えして前日終値付近に張り付き、結局終値は前日比6円高の19,697円で取引を終え底堅さを強く感じる1日でした。

もはや市場は日経平均株価の20,000円回復は時間の問題と見ており、遠からず赤丸の20,000円の窓を埋めてくる可能性は高いと見られます。

2015年11月12日 日経平均株価

ただ、20,000円というのが非常に大きな節目である事、窓を埋めた後は反転する事が多い事などを考えると、赤丸の窓を埋めた後に反落する可能性は考慮しておくべきかな〜と感じているものの、まあ基本的には底堅い動きをするのかと。

一方でちょっと心配なのがNYダウ。

2015年11月12日 NYダウ

先週は18,000ドルを試す展開だったものの、6日金曜日に発表された雇用統計の非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回ると12月利上げ観測が台頭し、それに呼応するように今週は軟調な動きになっています。

米株に影響を与える原油価格もここ数日下落を続けており現在は1バレル43ドル程度。

8月に起こった中国発の急落以前もNYダウは18,000ドル付近をウロウロしていた事を考えると、やはりこの辺がひとつの壁なのかもしれません。

俄然利上げの可能性が高まっている12月のFOMC(米国連邦公開市場委員会)は12月16日とまだ1ヶ月強ありますが、FOMCが近づくにしたがい株価は神経質になると見られます。

まだ12月に利上げするとは決まっていないので、これからの米指標の数字により利上げ観測が前後する事は考えられるものの、市場を揺るがす大きな「何か」が出てこない限り12月利上げの可能性大が揺らぐ事はなさそうです。

とはいえ、利上げは好調な経済がもたらすものであり必ずしも株価にマイナスに働くとは限らず、これが先行きの予想を難しいものにしています。

とりあえず明日13日は米で小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数といったほんのり注目の指標が発表されますので、ここでの数字でちょっとした動きはありそうです。



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