勝手に相場観


2015.11.01  見送られた追加緩和、焦点は10月雇用統計へ

今日から11月。

追加緩和が行われるかどうかで注目されていた日銀の金融政策決定会合は30日の昼過ぎに発表となり、結果は政策の現状維持と追加緩和は行われませんでした。

日経平均株価は発表直後こそ追加緩和が行われなかった事に反応し下げたものの、その後は大きなイベントを通過した安心感からか急激に買われる展開となり、結局終値は前日比147円高の19,083円と19,000円を回復しました。

ドル円に関しても発表直前の120.9付近から発表直後は120.4あたりまで一気に円高に振れた後、持ち直して121.4まで値幅1円の急激な円安になりました。

その流れは続かずすぐに120円台後半まで円が買われる展開となりましたが、本来なら円高株安になりそうな追加緩和の見送りなのに、発表後に逆の動きになるというのは、それだけ市場は今回の金融政策決定会合を警戒していた事の裏返しなのでしょう。

一方、追加緩和が見送られたのに大幅上昇した予想外の日経平均株価の動きと金曜日のNYダウが92ドル安と下落した事から日経平均先物は大きく値を下げており、日経平均先物の終値は日経平均株価の終値より223円も下げております。

市場のセンチメント的に週明け月曜日に日経平均株価がこれだけ大きな下落を見せるとはちょっと考えづらいのですが、一定の下落は覚悟しておいた方がいいかもしれません。

一応テクニカルも。

2015年11月1日 日経平均株価

注目…というか興味深いのは金曜日の日経平均株価の値動きでは赤線200日移動平均線が19,210円にあるのに対し日経平均の高値が19,202円、青線75日移動平均線が19,093円なのに対し終値が19,083円となっており、金曜日はあたかも移動平均線を意識しているかのような値動きになっていました。

2015年11月1日 日経平均株価 一目均衡表

それは一目均衡表でも同様で、高値では一瞬雲を上抜く場面もありましたが、すぐに雲の中に押し返されています。

こちらに関してはあと数日で雲の上限が18,900円付近まで下がってきますので、これといった悪い材料がなければ雲上抜けは時間の問題と思われます。

FOMCと日銀の金融政策決定会合を通過し安心感も手伝って市場心理は良い方向に向かっているものの、FOMCでは12月利上げの可能性を残し金融政策決定会合では追加緩和が見送られるという、一般的な感覚では株価には悪い材料が重なっています。

今回の決定会合では金融政策の現状支持決定に賛成8、反対1だったとの事で、市場の追加緩和の期待に反して大差で現状維持が決定しており、早期の追加緩和の可能性が低くなった印象を受けます。

今週の金曜日には米で10月雇用統計が発表され、12月利上げをうらなう上で重要な指標とあって今週はこれを睨んだ動きになりそうです。

今年も残すところあと2ヶ月。

凄まじい勢いで老けていくわ〜…



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