勝手に相場観

2018.02.24  米長期金利とドル円相場の相関関係は?

昨日の米市場ではダウ工業株30種平均(NYダウ)が347ドル高と大幅上昇、25,309ドルまで値を戻しました。

これまで懸念だった米長期金利の上昇は22日の2.95%をピークに下落。昨日は2.8%台半ばまで下がったのを好感し株は大きく買われたらしい。

ドル円相場は一時106円台仲間まで円高進行したものの、米株につられるように引けにかけてドルが買われ最終的には106円台後半。年始に比べると十分に円高だが今となっては許容範囲といったところでしょうか。

この流れを受けてのシカゴの日経平均先物は金曜日の日経平均株価の終値より133円高い22,025円で取引終了。米株大幅上昇の割に控えめな印象で、さらに円高が進まない限り週明け月曜日は200円を超える上昇になってくるのではないかと。

にしてもドル円相場が戻ってこない。

2018年2月24日 米ドル円

ここ1年の動きを見るに、108〜114円の間でのレンジ相場から下抜けた印象を受ける。22日に一時107円台後半となりこれまでのレンジ相場の下限である108円を試すも押し返された動きを見るに、今度は108円あたりが抵抗線になる可能性も。

「米長期金利が上昇しているのになぜ円安?」と感じるが、過去5年を調べてみると米長期金利とドル円相場に大した相関関係はないことが分かる。

米長期金利と米ドル円の相関関係

…2つのチャートを引き伸ばして合わせたためかなりのやっつけ感があるが、なんとなくこんな感じ。若干のズレは気にするな。心で感じろ。

ここ3年ほどは動きにある程度の相関関係はあるものの、長期金利とドル円相場の数字には大きな違いがあります。

ドル円相場が125円を付けた2015年中ごろの長期金利は2.2〜2.3%程度でしたが、現在は2.9%で107円。動きの傾向を掴むという意味では使えるが、過去のデータはあてにならないといったところでしょうか。

金利と為替相場の関係については色々な考え方があります。

金利上昇は景気の過熱やインフレを抑える意味合いが強いため、経済的なセオリーでは利上げされるということは「インフレ=通貨の価値下落=通貨安」となるはず。しかし各国の金利差を意識したキャリートレードといった運用が一般化した結果、「金利上昇=通貨高」の流れになってきています。

そこに「金利上昇=好景気」という考え方も絡むため、もはやわけ分からん。

一連の急落は金利上昇によって株式相場から資金が引き上げられ債券相場に流れるのではないかという懸念で起こりましたが、去年までは金利上昇は強い米景気の表れというスタンスでした。

つまりね、機関投資家の気分次第ってことだ。

個人投資家はその流れに身を任せることしかできず、しかも基本的に他人の金で投資をしている機関投資家共と違い個人は自己資金。自分の金に直結するというストレスに直面するためメンタル面でも太刀打ちできるはずがない。

どう考えても個人は分が悪いよな。



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