勝手に相場観

2018.03.10  株価とドル反発へ 懸念は報復関税

金曜日の日経平均株価は米株の上昇や円安によって取引開始から大きく買われ、一時は前日比500円高を超える場面もありましたが、その後上げ幅を縮小し終値は101円高の21,469円。利益確定の売りに押された形でしょうか。

依然米の政権運営や政策に懸念がくすぶる中発表された2月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想20.5万人増に対し結果は31.3万人増と大幅に上回る一方、注目の平均時給は前月比0.2%増の予想に対し0.1%増、前年比2.8%増予想に対し結果は2.6%増と鈍化。

労働市場の堅調さから米景気に楽観が広がる一方で、インフレや利上げに直結する賃金の上昇が鈍るという、株式市場にとって最高ともいえる結果によって米株は大幅上昇。ダウ工業株30種平均(NYダウ)は440ドル高の25,335ドルで取引を終えました。

賃金上昇が抑えられたわりに大きく円高に振れるということもなかったため、シカゴの日経平均先物は大幅上昇しており、金曜日の日経平均株価の終値より226円ほど高い21,695円で引けています。

こりゃ来週は反発の動きになるか?

北朝鮮絡みの地政学的リスクの後退も歓迎されているようで、何事もなければ来週の日経平均株価は22,000円を試す展開になるのかもしれません。

にしてもこの朝鮮半島情勢、不気味なほどトントン拍子に事が進んでいるよな。しかも韓国との会談での金正恩委員長のあの満面の笑顔。屈託のない可愛らしい笑顔に「実は気の良い青年なのでは?」と錯覚するが、当然そんなことはないだろう。

歴史的にも北朝鮮は何度も約束を反故にしていることからも、一見満額回答に映る今回の会談内容もあっさりひっくり返してくる可能性大。朝鮮人に約束や合意など無意味なことは韓国人を見ても明らかよね。

こういうことを繰り返しながらも北朝鮮の核やミサイルが着実に進歩していることを考えると、結局は北朝鮮の思う壺なような気がするわ。

反発の材料は揃ったか

これまで米の利上げやトランプ大統領が発言した鉄鋼の追加関税などが足を引っ張り円高株安の展開が続いていましたが、ここにきて不安材料が減ってきた印象。

特に今回の雇用統計の結果は大きく、これによって米株が上昇するならドルも追随しそうな勢い。そうなれば日本株も反発の動きになってくるでしょう。

ただ、鉄鋼、アルミニウムへの追加関税についてはすでにトランプ大統領が大統領令に署名しているので決定事項。それでもなおNYダウが440ドル高になったことを考えると今後の影響は軽微と見るべきか。

喉元過ぎればなんとやら?

日経平均株価は依然25日線と200日線の狭い範囲に留まっているものの、週明け月曜日にも25日線を上抜いてくる公算が高い。現在106円台後半の米ドル円相場が107円に乗せてくるようなら22,000円回復も視野。

北朝鮮問題の前身など好材料が重なり、市場にとってネガティブな材料は減りつつありますが、とりあえずの懸念は中国やEUがちらつかせている米への報復関税あたりでしょうか。

とはいえ各国にとって米は重要な貿易相手でしょうから、なんだかんだ言って大人の対応をしてくると思うんですけどね。そう考えると今の米は経済的な強みを盾にやりたい放題だな。力と金がすべてというスタンスを体現している感じ。

そんなアメリカと、同じく傍若無人な中国が覇権を握る世界。終わってるな。



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