勝手に相場観

2018.05.05  5月FOMC、雇用統計にはほぼ無反応 今後の展開は?

大型連休は今日を入れて残すところあと2日。近づきつつある日常になんとなく憂鬱になっている方も多いのではないでしょうか?

FOMCに続き4日には注目の4月雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は市場予想の19.2万人増に対し結果は16.4万人増と予想を下回ったものの、3月分が10.3万人増から13.5万人増に上方修正されるなど、労働市場の堅調さが改めて示されました。

しかも失業率は4%を切る3.9%。以前は4.5%程度を完全雇用としていたが…20〜30万人増が当たり前だった2016年くらいまでに比べると増加数は落ち着きを見せているものの、それでも十分に力強い。

そして近年インフレを測る指標として注目されている平均時給は、事前の市場予想が前月比0.2%増、前年比2.7%増だったのに対し、結果は前月比0.1%増、前年比2.6%増とこちらも市場予想を下回る結果に。

雇用は力強いが賃金の上昇は思ったほどではないという展開は先日のFOMC声明と一致します。想定内の結果に米長期金利はほぼ無反応。しかし米株は大きく買われ、ダウ工業30種平均(NYダウ)は前日比332ドルと大幅上昇。

心理的節目と思われる200日移動平均線は3日に一時下抜くも、その後の買戻しでローソク足的には下ヒゲのみが同線を下抜いた格好。そして昨日の急騰。となれば、今後も200日線を意識する展開が続きそうです。

ちなみこの大幅上昇、大きなサプライズがなかった雇用統計に反応したというよりは、ウォーレン・バフェット氏がアップル株を買い増したと報じられたことが要因らしい。言われてみればドル円は反応してないし、こりゃ上昇は長くは続かないか?

大型連休明けの相場は神経質な展開か

祝日で日本が休場となっていた3、4日はFOMC、雇用統計と重要指標が相次いで発表されるも大きな動きには至りませんでした。

シカゴの日経平均先物を見ても水曜日の日経平均株価の終値22,472円より17円安い22,455円。連休前に比べ米株は上昇したものの、米ドル円相場は円高進行しており、これを市場がどう評価するかが焦点。

日経平均株価は3月末からほぼ一本調子で上昇していたので、FOMCや雇用統計といったイベントが終わったこのタイミングで一度調整が入る可能性も。

とはいえ、仮に下落しても25日線や75日線が意識される22,000円あたりまでか。若干円高に振れているとはいえ6月FOMCでの利上げはほぼ確実視されている。であれば、大きく円高に動く可能性は低いと見ます。

ただ、貿易摩擦をめぐる米中の協議は一定の合意には至ったものの解決にはほど遠く、今後も散発的に顔を出す可能性があります。さすがに以前のような大幅下落を引き起こす事態にはならないと思いますが…

連休明け以降の投資スタンスとしては押し目買い。

25日線と75日線に注目

積極的に買っていくのはちょっと怖いが、下落するような場面があれば拾ってもいいかと。25日線75日線を目安に拾うと安心感があるでしょうか。

25日線と75日線はゴールデンクロスが目前に迫っていることもあり、多少の調整を挟みながらも上昇は続きそうではある。



あわせて読みたい関連記事



カテゴリ一覧

総ページビュー
ユニークアクセス