勝手に相場観

2018.05.26  米のリセッション入りはいつなのか?

米中貿易摩擦や地政学的リスクは常に存在してはいたものの、ここ2ヶ月ほど株価やドルは堅調に推移し、遠からず年初来高値も視野に入るのか…と思っていた中で週半ばに突然の急落に見舞われました。

原因は米朝首脳会談の実施が怪しくなってきたこと、そして米が輸入車に対し最大25%の関税を検討していると伝わったから。

相場急変の原因って大半が米絡みだよな。

先日、米から突然発表された米朝首脳会談中止の報は相場に影を落とし、株価やドルの急落に巻き込まれて損失が膨らんだという人も多いでしょう。私も被害食らったしな。

と思ったら、舌の根の乾かぬ内に今度は「米朝首脳会談は予定通り開催される可能性がある」と言ってみたり…まあ駆け引きとしてはありなのかもしれませんが、巻き込まれる方としてはたまったものではない。

ただ、金曜日の時点で株価やドルの下落はとりあえず落ち着きを取り戻した感も。

金曜日の日経平均株価は前日比13円高の22,450円と小幅ながら反発。ドルも109円台前半〜半ばあたりで安定していました。

米株に関しても同様か。ダウ工業株30種平均(NYダウ)やS&P500は小幅に下落したものの、ナスダックは小幅上昇。米株価に影響を与えるWTI原油先物価格が1バレル3ドルほど急落したことを考えれば、しっかりと踏ん張った印象。

しかしシカゴの日経平均先物は金曜日の日経平均株価の終値より105円安い22,345円。ということは、週明け月曜日は下落して始まると見ていいでしょう。

実は私、「そろそろ下げ止まりかな?」と予想し金曜日の寄り付きで住友化学を購入していました。先日663円で手放したプリマハムはその後も連騰し680円超えていたという悔しさもあったしな。

住友化学株購入

住友化学は寄り付き直後から一気に値を上げてくれたものの、住友重機械工業はダメだわ…タラレバになるが水曜日の寄り付きで薄利決済しておけば…と悔やまれる。ちなみに私は住友の回し者ではない。

月曜日はメモリアルデーのため米市場はお休み。となると、週明けの日経平均株価は100円安程度で寄り付いた後、大きな動きもなくダラダラとマイナス圏を推移する展開かな。

米のリセッション入りが現実味?

水曜日までは日経平均株価、米ドル円相場共に主要な移動平均線はすべて上抜き青天井の様相を呈していました。しかし木曜日の大幅下落で25日線を下抜き、金曜日も同線を回復することはなかった。

悩ましいのは、日経平均株価、ドル円共に2ヶ月間の急騰の影響で25日線が急角度の右肩上がりになっている点。

日経平均株価25日線割れ

ここから25日線を回復するにはそれなりの急騰が必要になる。一方もたつくようならどんどん乖離が広がることになり、場合によっては調整が長引く可能性も。

仮にまだ下落が続くのであれば、75日線や200日線が存在し、3月末からの急騰の半値押しとなる21,700円付近まで行く可能性もあるかもしれません。

来週になると30日水曜日に米の1〜3月期GDP改定値が、6月1日金曜日には5月の雇用統計が発表されるため、警戒感が広がる恐れも。

いまだ不透明な米朝首脳会談や米中貿易摩擦の行方に重要指標…嫌な予感がするぜ。

現在の米の景気拡大は歴史的に見ても長期にわたっており、常々リセッション(景気後退)入りが取りざたされています。

景気の過熱を防ぐ金利上昇に近づく完全雇用、そして貿易摩擦に朝鮮問題。数字が示すリセッション入り定義の1年前には株価が下落し始めるというデータも存在し、弱気な専門家は2019年にはリセッション入りするのではないかと見る向きも。

となると、株価下落は2018年から始まることになる。

ネガティブな見方をしだしたらきりがないが、米景気がリセッションに向けて一歩一歩進んでいるのは間違いない。問題はそれが「いつ」なのかという点に集約される。

米では長期金利より短期金利が高くなる「逆イールド」の兆候が見え始めているとされます。逆イールドはリセッション入りが近いことを示唆しているとされますので、もしかしたらリセッションはそう遠くないのかもしれません。

株式を保有したままリセッションの兆候が見え始めると、損切りでもしない限り保有株の含み損は長期にわたって解消されない。私のように基本損切りしない人間においては古漬けのできあがりである。

漬物は浅漬けに限るんだがなぁ。



あわせて読みたい関連記事



カテゴリ一覧

総ページビュー
ユニークアクセス