勝手に相場観

2018.06.23  PER13倍前半も割安説はあてにならない

石油輸出国機構(OPEC)が原油の増産で合意したものの、その範囲は限られるとの見方から原油価格が急騰。それを受けて22日のダウ工業株30種平均(NYダウ)は119ドル高と9日ぶりに反発しました。

増産したのに原油価格急騰かよ。

米株価が久しぶりに上昇し市場には一定の安心感が広がったものの、米ドル円相場はやや円高に振れ110円を割って取引を終えています。

その影響からかシカゴの日経平均先物は金曜日の日経平均株価の終値より27円安い22,490円。週明けも神経質な展開が続きそうな予感…

米が中国はじめ世界中の国々にケンカをふっかけた形の貿易摩擦、これが落ち着かないことには株価やドルの安定的な上昇は見込めないでしょう。

…というか、今の相場のテーマは貿易摩擦に集中しちゃって、これ以外に言及することは特にないんだよね。あえて材料になりそうなものを挙げると、週後半に米で発表されるPCEコア・デフレーターや個人消費、GDPあたりの指標か。

5月半ばには3%を超えていた米長期金利も現在は2.9%割れ。となれば円安もあまり望めない。一方で貿易摩擦などの状況次第で急落も視野に入るため、来週の日経平均株価の予想レンジは22,000〜22,800円あたりか。

このまま直近安値のラインを下抜くかと思われたNYダウは昨日の上昇でとりあえず踏ん張っています。最近テクニカルはあまりあてにならないが、24,300ドル付近の直近安値を維持できるかどうかは注視しておいたほうがいいかも。

こういったリスクオフの雰囲気が漂っている時は、中長期やスイングトレードを主体にしている人は様子見、もしくは短期売買に徹するのが吉か。

私は含み損たっぷりでブロークンハートなうえ余力が少なくなっているので、デイトレードをする気力もない。ゆえに放置プレイ確定。

いまいちあてにならないPER(株価収益率)

去年は15倍前後で推移していた日経平均株価全体のPERも、最近は13倍前後にまで落ち込んでいる。15倍が適正水準とはいうが、それに向かって上昇しそうな気配すらありません。

直近5年のPERの動きを見ると波を繰り返しながらも平均すれば15倍程度に落ち着いているため、いずれは是正されていくとは思うんですけどね。

現在のPERは13.33倍。ここから15倍にまで回復すると考えれば日経平均株価はそれなりに上昇することになりますから「買い」と考えられる。しかし日本企業の業績が悪化することでPERが上がってくる可能性もある。

PERというのはあくまでも今現在の株価と1株当たりの純利益で計算していますからね。15倍が適正水準とされているが、株価が上昇して15倍になるのか、EPS(1株あたりの純利益)が悪化した結果PERが上がり15倍になるのかは蓋を開けてみないと分からない。

あてになりそうでならないな。

今現在のPERが13倍程度というのは、市場が将来的な業績悪化を見込んでいるという受け止め方もできる。

パニック的な売りでPERが下がったのであれば、そりゃ買いだろう。しかし世界的な貿易摩擦が懸念される状況では輸出関連企業が多い日本企業の業績に黄信号が灯っているのも確か。それを見極めるまで現在の13倍が割安かどうかは判断できない。

含み損を抱えたまま神経質な相場に突入。身動きが取れないつまらない展開になってきましたよ。



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