勝手に相場観

2018.06.30  ネックラインや移動平均線割れに注意

金曜日の日経平均株価は、前日米株価が上昇したこと、円安に振れていることなどから取引開始こそ上昇したがすぐにマイナス圏に。しかし午後には急激に値を戻し終値は前日比34円高の22,304円。最近の動きをなぞるように神経質な展開となりました。

そしてその夜のダウ工業株30種平均(NYダウ)は一時300ドル高に迫る上昇を見せるも、引けにかけて急激に上げ幅を縮小。結局は前日比55ドル高と微妙な感じ。

金曜日の米市場の大幅上昇は、欧州連合(EU)首脳が移民問題で合意したことを好感してのものらしい。ただ、貿易懸念が燻ぶっていることから引けにかけてリスク回避の動きが広がったのかもしれません。

そういえば木曜日から金曜日にかけて相次いで発表されたコアPCEやGDP、PCEコア・デフレーターなどの指標はどうなったのかな〜と結果を見てみたら、なんか強弱入り乱れてる。そんなこともあってか結局材料視されなかったのね。

しかし来週になるとさらなる重要指標が相次いで発表されます。

7月5日には6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録やADP民間雇用者数が、そして6日には雇用統計発表。ここでの数字次第では株価やドルが大きく動くかもしれないのですか?…とむしろ聞きたい。

これだけ貿易摩擦が支配している現在の市場において、米の金利先高観など微々たる問題と受け止められかねない。市場予想からよほど大きくブレない限り相場に与える影響は限定的なのではないでしょうか。

また、明日7月1日にはメキシコで大統領選があり、そちらも注目されています。

有力視されている元メキシコ市長であるアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール氏(通称:アムロ氏)は対米強硬派らしく、氏が勝利すると貿易摩擦がさらに悪化しかねない懸念も。お、オヤジにもぶt…

なんかもう火種だらけだね。

引き続き神経質な展開続く

木曜、金曜は米株高ドル高という日本市場にとって嬉しい展開になりました。しかし日本株は一向に上がってこない。

前述のように金曜日の日経平均株価は34円高。その夜の米の株高ドル高の展開を受けてもシカゴの日経平均先物は金曜日の日経平均株価の終値より81円安い22,225円。市場には警戒感が根強い。

となれば、来週も引き続き75日線や200日線を睨んだ展開になりそう。

75日線200日線死守するか

なんともヒヤヒヤする展開ですね。相変わらず75日線200日線が支持線として強く意識されています。

両線ともやや右肩上がりに推移しているため、ここで踏ん張ってくれているうちは安心できる。しかし支持線して強く意識されているだけに、これを明確に割り込んでくると一気に崩れる可能性があります。

明確に割り込んだあたりにダブルトップのネックラインが走っているのも怖い。さらにその下21,700円付近には一目均衡表の雲の下限が…21,931円のネックラインを割ってくるようだと下落が長期化する恐れも。

前回も書いたように、上昇余地が限られる中で悪材料ばかりが目立つ。200日移動平均線やネックラインを終値で割るようなら素直に売った方がいいかもしれない。

そういえば米バイクメーカーのハーレーダビッドソンが欧州向けの生産を米国外に移すと発表しましたね。EUによる報復関税のあおりを受け、高関税を避けるための措置。

トランプ大統領がアメリカファーストの名のもとアホみたいに打ち出した保護主義的な政策が裏目に出たことに。ハーレーのような動きをする企業が今後も増えていったら…と考えるとゾッとするな。

ハーレーダビッドソン単独で終わるのか、それとも追随する企業が出てくるのか…注意深く見ておいた方がよさそうです。



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