勝手に相場観

2018.07.21  貿易摩擦再燃でトリプルトップの可能性?

悪材料も出尽くした感があったのか7月6日頃から株価が急反発し、「投資家に米中貿易摩擦への耐性が付いてきたな〜」と感じていました。もしかしたら日経平均株価23,000円超えも遠くないのか、と。

しかし、トランプ米大統領がドル高や米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めに不満をあらわにすると市場は一転、円高ドル安の方向へ。独立性が重要となる中央銀行の金融政策に対し大統領が苦言を呈する…さすがトランプ何でもありだな。

加えて5000億ドルにも及ぶ中国からの全輸入品に関税を課す準備があると述べたことも追い打ちとなり、米ドル円相場は111円台半ばにまで円高進行しています。一昨日まで113円くらいだったのに…

それを受けてシカゴの日経平均先物も大きく下落し、金曜日の日経平均株価の終値22,697円から約163円安となる22,535円で取引を終了。週明けは急落しそうな雰囲気になってきましたね。

ただ、貿易摩擦への懸念が台頭したわりに米株の下落は最小限に留まっています。ドルもすぐに戻ってくれればいいんだけど…

「中国からの全輸入品に関税を課す“準備”がある」という表現をどう受け止めるかで流れが変わってくるのかな?中国がこれに反応し応戦するようなら、貿易摩擦のさらなる激化も予想されます。

とはいえ、考えようによっては関税の対象が全輸入品に広がったことで、これ以上は悪化しないという見方もできる…のか?まあ、関税率の引き上げという可能性も否定できないが。

疑問なんだが、トランプ大統領は市場が懸念する貿易戦争に次から次へと燃料を投下することで、最終的にどんなゴールを描いているのだろう?

また、当事者ともいえるアメリカ人からはこの行動はどう映っているのだろう?これがアメリカファーストに繋がると米国民は感じているのだろうか?

謎だなぁ…

ある程度の下落後に押し目買いが吉?

水曜日には23,000円に迫るも、その後続落している日経平均株価。来週の週前半は下落傾向になるのかなと感じています。

週前半の株価は下落か

トランプ大統領が色々と口走っているお陰で円高になっていることに加え、25日線が75日線を下抜くデッドクロスも足を引っ張り、ある程度まとまった売りが出る可能性があるかと。

もし大きく下落するなら、200日線がある22,250円や、先週金曜日に空けた窓埋めを達成する22,233円あたりが視野に入るか。もしここまで下落するようなら押し目を拾っておきたい。

ただ、円高が進んでいるとはいえ米株が底堅いなど、市場のセンチメントはそれほど悪化していないようにも感じますので、株価やドル円がすぐに戻す可能性も。

つまりある程度大きく下げるリスクがあるものの、一方で上昇する可能性もあるという完璧予想。私の予想も神の領域に達してきたな。

ちょっと気になるのは、トリプルトップになりえる形になっていること。微かだが徐々に上値を切り下げているのもちょっと気持ち悪い。現状を見るに大きく下落するとは考えていませんが、中期的には微妙な下降トレンドであることも頭の片隅に置いておいたほうがいいかも。

仮に上昇するにしても、来週中の23,000円超えはないと見る。

一方、ドル円相場は比較的短期に反発に転じるかと。トランプ大統領が何を言ったってFRBの金融政策が変わるわけではないし、米長期金利もやや上昇傾向。あっという間に112円台に戻す可能性も。

でも結局は貿易摩擦の行方次第。もやもやするわ。



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