勝手に相場観

2018.07.26  貿易摩擦懸念後退でリスクオンに期待も

昨日の米株価が大きく上昇したことを受け、今日の日経平均株価は前日終値より100円近く上げて始まりました。…が、ほぼ寄り天の格好となり、その後は軟調な展開に。結局終値は27円安の22,586円。

ここまで懸念されていた貿易摩擦ですが、25日に米のおっさんとEUのおっさんが会談し、EUが米国産の大豆や天然ガスなどの輸入を増やす代わりに、米が輸入車に対する追加関税を棚上げする方向で一致。

当面の貿易摩擦が緩和されたことを好感し、昨日の米株は大幅上昇となった模様。

しかし、米が輸入車に対し追加関税を課さないというのは“協議中は”の注意書きがあり、協議が不調に終わるようなら再び追加関税を蒸し返してくるものと考えられます。

つまり、EUから大豆や天然ガスなどの輸入を増やすとの譲歩を引き出したうえで、脅しの材料をいまだ手放していない状況となりますか。

圧倒的な経済力をちらつかせ、脅しを交えながら自分の利益を追求する。米国のみならず企業間の取引などにおいてもよく見られる光景ではあるが、なんとも胸糞悪いな。

とはいえ、貿易摩擦に対する懸念が後退したことは市場にとって喜ばしい。米株価が上昇しドルも上昇…かと思いきや、円高傾向。

なんでも30、31日に行われる日銀金融政策決定会合で、金融緩和政策の修正が行われるのではないかという観測が広がっているのが原因とのこと。ETF買い入れを日経平均連動型からTOPIX連動型に比重を移すとかなんとか。

これだけであれば円買いを誘うような材料ではないはずだが、市場が過剰に反応しているという見方が大勢を占めています。となれば、円高ドル安の流れはすぐに落ち着くのか?

久しぶりに日銀が存在感を示しているね。エアー黒田も大喜び。

NYダウV字回復で上昇に弾みか

現在の米ドル円相場は110円台後半とドル安の流れが止まらず、日経平均株価もややもたついている感があります。しかしダウ工業株30種平均(NYダウ)はお得意のV字回復を見せ、上値メドとなる6月半ばの高値を超えてきました。

NYダウ節目超え

これによって上昇に勢いが付けば日本株にとってもプラスになるはず。

一方で円高が止まらないんですよね。トランプ大統領がドル高に対し不満を露わにしたことに加え、月末に控える日銀金融政策決定会合が重しになっています。会合後は安心感で円安になれば良いのですが…

ただ、市場心理は決して悪くない。今日の日経平均株価は27円安と下落したものの、東証1部の値上がり銘柄数は8割を超えています。

指数インパクトの強いソフトバンク、ファーストリテイリング、ファナック、エーザイの4銘柄だけで日経平均株価を約140円押し下げているという、いつものアレ。ほんといい加減にしろよ。

一目均衡表で見ても、週明けの急落で雲にINしたのち昨日今日は雲の上に顔を出してます。状況としては悪くない。

ここのところの大きな懸念材料であった貿易摩擦も、トランプ米大統領とEUユンケル委員長との会談で一定の前進が見られたのも大きい。これが呼び水となり懸念解消に動けば株価急騰も考えられます。

あとはドル円相場さえ円安に振れてくれれば…



あわせて読みたい関連記事



カテゴリ一覧

総ページビュー
ユニークアクセス