勝手に相場観

2018.08.04  中国報復関税発表も米株価上昇 貿易戦争限界も

私だ。

トランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル規模に25%の関税を課す検討をはじめたことを受け、中国は報復策として米からの輸入品600億ドル相当に最大25%の関税を課す考えを3日に表明。

「こりゃ貿易戦争激化で株価急落のパターンか?」…と思いきや、昨日の米株価は上昇。特にダウ工業株30種平均(NYダウ)は136ドル高と大きく上昇しています。

中国が報復関税を表明したにもかかわらず上昇した理由のひとつは、金曜日に発表された雇用統計が堅調だったから。

非農業部門雇用者数こそ市場予想の19.3万人増を下回る15.7万人増に終わったものの、先月分は21.3万人増から24.8万人増に上方修正したためほぼ帳消しに。…今月は市場予想を3.6万人下回り、先月分は3.5万人上方修正…上手いこと帳消しになるもんだな。うさんk

一方、失業率や平均時給は市場予想どおりの堅調な数字。失業率は先月から0.1%減って3.9%、平均時給は前月比0.3%増とまずまずだったことが好感されたらしい。

また、中国の報復に限界が見えているのも安心感につながっている模様。

中国が3日に発表した600億ドル規模の報復関税。一見すると貿易摩擦の激化を予感させますが、対象となる5207品目中、最大となる25%の関税を課すのは半数以下の2493品目とのこと。残りの約2700品目は5〜20%というフレキシブルな対応。

また、米が1年間に中国から輸入する額が約5000億ドルなのに対し、中国が米から輸入する額は1500億ドルという点も影響しているらしい。つまり米と同規模の関税を課すのは不可能だと。

中国国内の経済状況や米との関係性を考慮しつつも自分たちの面子をギリギリで保つラインが今回の600億ドル規模の追加関税ということなのでしょう。

中国にとっては明らかに分が悪いが、それでもできうる限りの反発をしている点は日本も見習って欲しいと感じる。なんたって日本は米に何されても尻尾フリフリだからね。

米中ともに追加関税に限界が見え始めたことから、そろそろ対話路線を探っていくのかもしれない。となれば市場は一気にリスクオンの可能性も。

市場に楽観論広がるか

中国が報復関税の可能性を発表したにもかかわらず米株価が上昇したことから、市場は貿易摩擦の終焉を織り込みつつあるのかもしれません。実際中国は米に対し協議再開を呼び掛けていますしね。

ただ、市場が中国の報復関税をどう評価するのかはまだ未知数。週末をはさみ冷静になることで評価が変わることも考えられるからです。

今週に日銀金融政策決定会合やFOMC、米雇用統計を通過し、来週からは再び貿易摩擦に焦点が当たる可能性も。特に週前半の動きには注意しておいた方がいいかもしれません。

仮に好意的に受け止めたとしても、日経平均23,000円の壁は厚いかなと。米ドル円相場も111円台前半とやや円高傾向だし。

だからといって大きく売り込まれることも考えづらい。

現在は75日線が強い支持線となっていることから、22,500円あたりでは下げ渋ると思いますし、仮にそれを割り込むとしても25日線や200日線がある22,350円付近で支持されるかと。

オーバーシュートしても7月13日に空けた窓の下限22,233円までと見ます。ま、極めて無難な予想だね。


そうそう、今週水曜日に私が668円で手放した住友化学、木曜金曜で大きく値を下げ前回の買値である649円付近まで下がったため、648円で再度購入してみました。

住友化学再び購入

下段の住なんとかさんはたぶんバグ。どちら様ですか?

住友化学は前回買値より1円安で再購入したことから、「水曜日に利確などしなかった」と言い聞かせればある程度の含み損には耐えられるし、上昇するようならとっとと売ってしまおうという皮算用。

どうあっても損をしない雰囲気の完璧な計画だわ。



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