買い二分に売り八分
これは投資においていかに“売り”が重要かを説いた格言。
言うまでもなく「株式の売買一往復を十分として、そのうち“売り”の重要度は八分だよ」と仰っているわけで。
もちろん“買い”を疎かにしてはダメですが、多少の失敗買いは売りの上手さで切り抜けられます。
逆を言えば、どんなに良いタイミングで買えても売りのタイミングが悪ければすべて台無しになってしまう。
これは利食いに限った事ではなく損切りにもあてはまり、いかに最小限の損失で売り抜けられるか…というのは投資においてとても重要です。
事実、塩漬けだらけでにっちもさっちもいかない人はいっぱいいるからね。
…ん? じゃあ偉そうに言うお前はどうなんだって?
HA HA HA HA、私は色々アレですザマスアルよ~!
…まあアレだ、私の場合適度に塩漬けして、いい感じに損失が膨らんできた所で売って、その後上昇したり、値上がりしたり、暴騰したり…
…くぅ…ディスプレイがにじんで見えるゼっ!!
…そんな冗談めかした真実はさておき、投資をやっていれば嫌でも“売り”の大切さが分かってくるでしょう。
基本は「欲張りすぎず、でも焦らず」なのですが、これを実践するのは正直至難の業です。
常に勝ち続ける事はどんな著名な投資家にもできない事ですが、勝つ確率を上げる事はできます。
つまりそれが「売りのタイミングを見極める」という事。
売りの重要性を説いた格言が多い事からも、いかに“売り”が大事かが伺えます。
売り上手になる事が投資で利益を上げる第一歩であり、最終到達点とも言えるでしょう。
まとめ
・買いの失敗は売りでフォローできる
・売りの失敗は売買すべての失敗である
・売ったあと値上がりしても泣かない
関連記事
あわせて読みたい関連記事
■現物取引に対し手数料・金利で信用取引が損になる期間
信用取引は現物取引に比べ圧倒的に安い手数料が魅力のひとつです。しかし毎日金利や貸株料がかかるというデメリットもあり、「何日くらい保有すると現物より高くつくんだろう?」と考えたことはありませんか?その疑問に応えるべくいくつかのパターンで計算してみました…続きを読む
信用取引は現物取引に比べ圧倒的に安い手数料が魅力のひとつです。しかし毎日金利や貸株料がかかるというデメリットもあり、「何日くらい保有すると現物より高くつくんだろう?」と考えたことはありませんか?その疑問に応えるべくいくつかのパターンで計算してみました…続きを読む
■株式投資とFXってどちらが儲かる?
いざ投資をはじめようとした時「株にするかFXにするか」で迷う人は多いと思います。FXと株式投資どちらが儲かるかは人によって、もしくは投資法によって変わりますが、これらの特徴やメリットデメリットを詳しく解説しますので今後の投資に活かしてください…続きを読む
いざ投資をはじめようとした時「株にするかFXにするか」で迷う人は多いと思います。FXと株式投資どちらが儲かるかは人によって、もしくは投資法によって変わりますが、これらの特徴やメリットデメリットを詳しく解説しますので今後の投資に活かしてください…続きを読む
■材料よりもトレンドに従うのが最強の投資法か
株価というのは良い材料が出れば上がり、悪い材料が出れば下がるとされています。しかし実際は全体の地合いやトレンドがものをいい、どんなに業績が良くても地合いが悪かったりトレンドが下降気味だったら株価は下がり、逆に業績が悪くても地合いが良ければ株価が上がる…続きを読む
株価というのは良い材料が出れば上がり、悪い材料が出れば下がるとされています。しかし実際は全体の地合いやトレンドがものをいい、どんなに業績が良くても地合いが悪かったりトレンドが下降気味だったら株価は下がり、逆に業績が悪くても地合いが良ければ株価が上がる…続きを読む
■優待タダ取りの詳しい方法とメリットデメリット
株主優待をリスクなく貰う方法としていわゆる「優待タダ取り」というものがあります。厳密には手数料や貸株料がかかるためタダにはならないものの、銘柄を選べばかなりお得になります。しかし色々と注意点やデメリットもありますので損をしないための具体的な説明をしていきます…続きを読む
株主優待をリスクなく貰う方法としていわゆる「優待タダ取り」というものがあります。厳密には手数料や貸株料がかかるためタダにはならないものの、銘柄を選べばかなりお得になります。しかし色々と注意点やデメリットもありますので損をしないための具体的な説明をしていきます…続きを読む
■現物取引のデイトレードは差金決済に注意
信用取引の場合2013年1月から差金決済が解禁され同一資金でいくらでも取引できるようになりましたが、現物取引の場合は差金決済が禁止されており同日中の同一資金による同一銘柄の取引は1往復までしか行えません。分かりやすく詳しい仕組みを見てみましょう…続きを読む
信用取引の場合2013年1月から差金決済が解禁され同一資金でいくらでも取引できるようになりましたが、現物取引の場合は差金決済が禁止されており同日中の同一資金による同一銘柄の取引は1往復までしか行えません。分かりやすく詳しい仕組みを見てみましょう…続きを読む
■追証を食らい信用取引停止から復活まで
委託証拠金が不足し追証が発生しつつも、それを無視し期限を過ぎてしまったらどうなるのか?私自身が経験した追証から建玉を損切りしたものの結局信用取引を停止され、その後信用取引口座継続の意思確認を経て信用口座が復活した経緯を書きます…続きを読む
委託証拠金が不足し追証が発生しつつも、それを無視し期限を過ぎてしまったらどうなるのか?私自身が経験した追証から建玉を損切りしたものの結局信用取引を停止され、その後信用取引口座継続の意思確認を経て信用口座が復活した経緯を書きます…続きを読む
■PER(株価収益率)がマイナスって割安?
割安感を測る指標としてPER(株価収益率)は投資判断でよく用いられ、一般的に数字が低ければ「割安」とされますが、“マイナス”のPERはどうなのでしょうか?これは前期や今期予想などが赤字の場合に見られ、指標として意味を成しませんがV字回復への期待を込めて買うという方法も…続きを読む
割安感を測る指標としてPER(株価収益率)は投資判断でよく用いられ、一般的に数字が低ければ「割安」とされますが、“マイナス”のPERはどうなのでしょうか?これは前期や今期予想などが赤字の場合に見られ、指標として意味を成しませんがV字回復への期待を込めて買うという方法も…続きを読む
■投資とギャンブルってどっちが儲かるの?
株式投資とギャンブルの違いは胴元がいるかどうかもそうですが、やった後に何も残らないギャンブルと違い投資を始めると経済に敏感になり、結果経済の勉強になりますし、世界の人々が集う市場に参加するというのは閉鎖的なギャンブルの世界とは全く別物です…続きを読む
株式投資とギャンブルの違いは胴元がいるかどうかもそうですが、やった後に何も残らないギャンブルと違い投資を始めると経済に敏感になり、結果経済の勉強になりますし、世界の人々が集う市場に参加するというのは閉鎖的なギャンブルの世界とは全く別物です…続きを読む