勝手に相場観

2018.12.24  2018年大納会~2019年大発会の株価予想

無駄に毎年恒例の大納会~大発会の当落予想。ご無沙汰しております、私だ。

大発会は新しい年のスタートとあってご祝儀相場になりやすいとされ、実際に大納会より値が上がりやすい傾向にあります。特に初値の勝率は高いため、何も考えずに大納会の引けで購入し大発会の寄りで売っときゃ儲かる的な感じ。

ただし、個別銘柄だと日経平均株価が上がっても連動して上がるとは限らないため、大発会のお祭りに乗りたいのであればインデックスファンドでも買っとけ。

では2018年までの大納会~大発会の騰落率を見てみましょう。今年以外の数値は相変わらずの使い回しだけどな。

大納会、大発会の値動き 2018

本来大発会の初値は大納会の終値に対し上昇することが多かったものの、2014~2016年の大発会は3年連続で初値、終値共に下落。大発会の神通力も弱まってきたかなと感じさせる内容に。

しかし2017年、2018年の大発会は初値で大幅上昇し、しかも終値にかけてさらに上昇する力強い動きになりました。今年の大発会にいたっては741円高ですよ奥さん。

ちなみに1993年から2018年まで大発会の初値が前年大納会の終値を上回った回数は20/26。勝率約77%と非常に優秀。

こうなってくると今年の大納会も積極的に買っていきたいところですが…

地合いの悪化により暗雲

2016年半ばから2018年年初まで日経平均株価は上昇トレンドを描いており、これが大発会の大幅上昇を引き寄せたといっても過言ではないでしょう。

しかし今年10月から相場の状況は一変し、24,000円を超えていた日経平均株価は急落。特に12月に入ってからの下落は顕著で、連休前となる21日の終値は20,166円。その夜の米株価も急落したことから連休明け20,000円割れは必至の状況でしょう。

米中の貿易摩擦に加え世界的な景気減速懸念、12月FOMCでの利上げと来年以降の利上げ回数減少というちぐはぐ感など、明るいニュースが見当たらない。

この状況を覆すような“何か”が今年中に起こるとは考えづらく、来年大発会のご祝儀相場は望めないかもしれません。

ただ、現在の悲観的な見方に加え年末年始の休みを睨み大納会までの下落が続くのであれば、大発会は一転して上昇に転じる可能性もある。

とはいえ、積極的に買う気にはならないかなぁ…


つい3ヶ月前まで日経平均株価が24,000円を超えていたことを考えると、現在の20,000円を切る状況というのは一見割安なように感じます。

しかし、米経済がリセッション(景気後退期)入りする可能性が現実味を帯びてきた状況を考えると、あまり積極的に買うべきではないのかもしれません。2019年にリセッション入りする可能性が高いという話もありますしね。

ちなみにここ80年ほどの米リセッションの平均期間は約10ヶ月。

2019年にリセッション入りし2020年に抜け出したとする。2020年といえば東京オリンピックが開催される年であり、近年のオリンピックは開催前年に株価はピークを迎え、開催する年は下落する傾向にあるとか。

それらを勘案すると…買いたくねぇ…

最近の急落で含み損が膨らみまくっている株はどうすればいいんだ?

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