2016.01.14 相次ぐ損切りで心が折れた人間の末路
昨日水曜日の日経平均株価は496円高となり今年に入って初めての上昇となりました。
昨日の日経平均株価は去年の大納会から1,800円超下落していたうっぷんを晴らすかのように大幅上昇し「とりあえず下落は底を打ったかな?」と感じさせました。
んが、昨日の欧米時間に原油価格が急落した事をきっかけに米株は急落、NYダウの終値は前日比364ドルも安い16,151ドルとなり今日の日本株は前日比で一時700円以上値を下げ17,000円を割り込む場面を見せるものの、その後ドル円が円安に振れたため若干下げ幅を縮小し終値は474円安の17,240円と行って来いの展開。
一時17,000円を割り去年9月29日の安値16,901円が目前に迫ったものの、今日の安値は16,944円と踏ん張った事でここからの上昇に期待しましょう。
今日は上海総合指数も反発しましたし、現在原油価格も1バレル30ドル台後半と持ち直しドル円は118円台まで円安に振れている。
後はこの後開く米市場が堅調に推移すれば明日の日経平均株価は大幅反発が予想され、今日何か仕込んでおくべきだったかな~とちょっと後悔しているも、去年の損切り以降完全にへっぴり腰になってしまっている私に今買って行けるだけの度胸など無いのかもしれない。
2007年サブプライム以来の大きな損切りに折れた心
思い返せば去年10月、その損切りは信用取引により356円で8000株買った商船三井を289円で投げ売ったもので損失額は約55万円と、資産100万円からちまちま積み重ねてきた利益をすべて吹き飛ばすもの。
これに加え東芝でも18万円ほどの損切りをしたので現在の資産は元本割れとなってしまい、その後の株価急騰を見て歯がゆい思いをしたものですが、結局商船三井も東芝も私の買値に戻る事なく今回の下落でどちらも損切りした株価よりさらに下落しているから、結局遅かれ早かれ損切りする事になっていたらしい。
ならば損切り価格よりさらに下がった今こそ買って行くべきと考えられるものの、ここのところの連戦連敗で若干心が折れてしまっている感ゴリゴリ。
唯一の保有銘柄である富士通は去年12月に買値に接近しプラスに転じるかと思いきや、その後の下落で現在含み損が12万円ほど。
これはイカン。
やはり投資サイト(風味)を運営する人間としてそんな事ではいけないと思い立ち、そこで何を基準に買っていくかを考えた場合、個人的にはNYダウの動きかな?
経験上NYダウは急落後に急騰して綺麗なV字を描く事が多いため、今回もNYダウの上昇を確認してから買っていけば勝率が高い…かもしれない妄想がよぎるも、そのNYダウも原油価格に振り回されている現状、何かしら原油価格を押し上げる材料がないと厳しいかもしれない。
その原油は新興国の減速や減産を行えないOPEC、米の原油輸出解禁など供給過多だし、その中国はアレだし中東の地政学的リスクもあるし、SMAPも解散しそうな勢いだし、今日朝ごはん食べようと思ったら炊飯のスイッチ押し忘れて生米だったし…ネガティブが止まらん。
あわせて読みたい関連記事

信用取引は現物取引に比べ圧倒的に安い手数料が魅力のひとつです。しかし毎日金利や貸株料がかかるというデメリットもあり、「何日くらい保有すると現物より高くつくんだろう?」と考えたことはありませんか?その疑問に応えるべくいくつかのパターンで計算してみました…続きを読む

いざ投資をはじめようとした時「株にするかFXにするか」で迷う人は多いと思います。FXと株式投資どちらが儲かるかは人によって、もしくは投資法によって変わりますが、これらの特徴やメリットデメリットを詳しく解説しますので今後の投資に活かしてください…続きを読む

株価というのは良い材料が出れば上がり、悪い材料が出れば下がるとされています。しかし実際は全体の地合いやトレンドがものをいい、どんなに業績が良くても地合いが悪かったりトレンドが下降気味だったら株価は下がり、逆に業績が悪くても地合いが良ければ株価が上がる…続きを読む

株主優待をリスクなく貰う方法としていわゆる「優待タダ取り」というものがあります。厳密には手数料や貸株料がかかるためタダにはならないものの、銘柄を選べばかなりお得になります。しかし色々と注意点やデメリットもありますので損をしないための具体的な説明をしていきます…続きを読む

信用取引の場合2013年1月から差金決済が解禁され同一資金でいくらでも取引できるようになりましたが、現物取引の場合は差金決済が禁止されており同日中の同一資金による同一銘柄の取引は1往復までしか行えません。分かりやすく詳しい仕組みを見てみましょう…続きを読む

委託証拠金が不足し追証が発生しつつも、それを無視し期限を過ぎてしまったらどうなるのか?私自身が経験した追証から建玉を損切りしたものの結局信用取引を停止され、その後信用取引口座継続の意思確認を経て信用口座が復活した経緯を書きます…続きを読む

割安感を測る指標としてPER(株価収益率)は投資判断でよく用いられ、一般的に数字が低ければ「割安」とされますが、“マイナス”のPERはどうなのでしょうか?これは前期や今期予想などが赤字の場合に見られ、指標として意味を成しませんがV字回復への期待を込めて買うという方法も…続きを読む

株式投資とギャンブルの違いは胴元がいるかどうかもそうですが、やった後に何も残らないギャンブルと違い投資を始めると経済に敏感になり、結果経済の勉強になりますし、世界の人々が集う市場に参加するというのは閉鎖的なギャンブルの世界とは全く別物です…続きを読む