インフレーションとは

投資、経済ニュースなどを見ていると頻繁に目耳にする「インフレ」という言葉。
インフレとは「インフレーション」の略で、ザックリと言えば持続的に物価が上昇している状態の事を指し、何らかの原因で短期的に物価が上昇するような状況はインフレとは呼びません。

物価が上がればそれを購入するためのお金が増えるので「物価の上昇=貨幣の下落」となり、預貯金などの貯めている現金は価値が下がる事になるので注意が必要になります。

インフレというとあまり良いイメージはありませんが、持続的かつ安定的な経済成長の中ならば年1〜2%程度の緩やかなインフレは理想的と言われています。

一口にインフレと言っても要因は様々で、大別すると下記の通り↓

・ディマンド・プル・インフレ(需要型インフレ)

需要が強く供給が追いつかない場合は需給バランスの影響で物価は高くなります。
日本でもネットなどを見ていると品薄状態の商品をプレミア価格で売り出す連中がいますが、乱暴に言うと需要型のインフレはそんな感じ。
上記の安定的な経済成長による緩やかなインフレもこの需要型のインフレに入ります。

・コスト・プッシュ・インフレ(供給型インフレ)

供給側のコストの増大が原因で物価が上がる状況が供給型のインフレで、人件費や原材料高などでコストが上がり物価に転嫁せざるを得ない場合など。
こういった事態は景気減速期でも起きるので、下手をするとスタグフレーションを引き起こす場合もあり注意が必要。

他にもインフレのスピードによって以下の3つの呼び名があります。

・クリーピング・インフレ

緩やかなインフレの事で、持続的かつ安定的な経済成長の中で発生する場合が多く、経済成長の理想的な状況ともいえます。年数%程度。

・ギャロップ・インフレ

年に数%〜数十%のインフレでかなりまずい経済状況といえます。
預貯金などは急速に目減りするのでお金を貯める意味はなくなり、物価はドンドン上昇するので、今あるお金はすぐに使ってしまわなければならなくなりインフレに拍車をかける原因に。

・ハイパー・インフレ

年に数百%以上インフレが進むような状況で、経済は破綻しているといってよい状況。
歴史上いくつかの国が実際にハイパーインフレに陥っており、総じてお金は紙くず同然になっています。

ある程度のインフレであっても賃金も同じ割合で増えていけばそれほど問題にはならないのですが、多くの場合賃金の増加はインフレより遅く、結果相対的に収入は目減りする事になる。
なので国や中央銀行はそういった影響を最低限に抑えつつ緩やかな経済成長、インフレを実現するために「インフレターゲット」と設定しており、その数値は先進国で1%〜2%程度です。

次のページではインフレとは逆に物価が下落する事を「デフレーション」と呼び、日本はバブル崩壊以来このデフレに苦しめられています。
そして経済の停滞と物価の上昇が同時進行する「スタグフレーション」というのもあります。

次のページでは物価上昇の「デフレーション」について解説していきます。

  プロが教える投資に役立つ本当の経済学

株価の予想には様々な要因が絡み、それらを全て理解し総合的に判断するのは非常に難しいもの。特に現在は米の利上げや原油安、中国の失速に地政学的リスクなど様々な懸念材料があり相場の予想をより難しいものにしています。

そんな困難を極める情勢を「10MTVオピニオン」では投資や経済のプロがこれからの相場予想に役立つ情報を分かりやすく、かつ鋭い視点で切り込んでいます。

  • <主な出演者>
  •  ■ワールドビジネスサテライトの解説でおなじみの経済学者 伊藤元重
  •  ■日銀審議委員も歴任した日本屈指の経済学者 植田和男
  •  ■シティグループ証券 チーフFXストラテジスト 高島修

今なら登録後1ヶ月無料で視聴できますので、これを機会にぜひ一度10MTVオピニオンで本物の経済学や投資法に触れてみて下さい。

関連記事


総ページビュー
ユニークアクセス