ドル円の長期推移

株式取引を行っていれば嫌でも目にする為替相場。
今現在FX(外国為替証拠金取引)が普及して為替もずいぶん身近なものになりましたが、皆さんはやっていますか?

FXには一切タッチしておらず株式投資オンリーの方でも為替の動向には注意を向けなければならないほど株と為替は密接に関係していて、特に「円高、円安」の基準になるドル円の動きは投資家ならばとても気になるところでしょう。

サブプライムローン問題、リーマンショック前まではいわゆるキャリートレード全盛でずいぶん円安に振れており、当時122円ほどまで円は売られましたが、今現在(2011年8月)は76円台の史上最高値付近に張り付いています。

この間の年月はたかだか3、4年ほどですが値幅は実に45円と恐ろしいまでの急激な円高と言わざるを得ません。

たった3、4年でこれだけ動くのですから、1ドル=360円の固定レートが廃止されて以降現在までの40年でどういう推移を辿ってきたのでしょう?

ドル円40年の推移
1949年から続いてきた「1ドル=360円」の固定相場がニクソンショックで実質廃止になったのが1971年です。
その後「1ドル=308円」の固定相場で仕切りなおすものの、1973年には結局完全変動相場制へ移行する事になります。

そこから一気に円高に振れるも、オイルショックなどでドルが買われ300円ほどまで円安になりますが、1977〜1978年にかけて急激に円高が進みピーク時には180円ほどまで円高に。

その後は世界経済、情勢の不安定さなどで再びドルが買われますが、1985年のプラザ合意で円高ドル安に拍車がかかり、ルーブル合意も振り切って120円まで円は急騰を見せます。

その後はそれまでのような急激な値動きは無く、ダラダラ〜っと円高になったり円安になったりを繰り返しながら、それでも緩やかな円高トレンドを形成して現在に至ります。

ちなみに私は2006年からサブプライムローン問題が起きる2007年までFX(外国為替証拠金取引)をメインに投資していましたが、この時は金利の安い円を借りて外国通貨を買い金利を得る円キャリートレード全盛で、投資仲間の中には「円安はずっと続く!」という円安神話を信じて疑わない人もいたくらいです。

その時期が上のチャートの赤丸の部分なのですが、こうやって40年という長いスパンの推移を見ると、円キャリートレードが流行っていた時期ってセコイね…
そしてサブプライムローン問題が表面化した2007年からは見事に円高トレンドとなっています。

今現在は76円台半ばで足踏みしていますが、これは政府、日銀の為替介入で市場に警戒感が生まれているからであって、介入がなければもっと円高が進んでいたでしょう。
それでも今の為替相場の市場規模からいうと市場介入の規模など微々たるもので、再び円高に拍車がかかっても不思議はありません。

日本経済のためにもそろそろ円安に振れてほしいものです。

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